(株)カスタネット、植木です。

前回の通り、ポロリと話した言葉からトントン拍子に町家が見つかりました。

今、京都では町家ブームである。
町家の魅力にひかれた若者が住み始めていると聞いている。又、町家を改造して飲食店などの店舗が驚くほど急増している。
市内では、南は四条通り、東は河原町通り、北は御池通り、西は烏丸通りで囲む地域の賃借料が急激に値上がりをしていると聞いています。
最近では、その地域だけではなく、その周辺と飛び地的に二条駅周辺の方まで広がっているとの事である。



このブームは、景観保全にとって良いことなのか、どうなのか。。。

新婚所帯は、住みにくい町家ではなく郊外に住居をかまえ、市内はドーナツ化現象になり、町家が壊され、百円駐車場やワンルームマンションが乱立している。
このことを考えると町家ブームは、景観保全の見地からすると良いことかもしれない。

しかし、町家を改造した飲食店に行くと、驚くことに柱や梁がなくなり、大改造されている店が少なくない。本来の町家には復元できない状態である。

外見は町家であっても、この状態で町家と言えるのであろうか。
行政は、町家景観についてどう考えているのか?
京都市民の一人として、行政から方向性を聞きたいものだ。。。


▼町家の場所

借りることになった町家の場所は、小川通り(西洞院通りと堀川通りの中間)が縦の通り、横が六角通り。京都的な住所で言えば、小川通り六角下る。となります。
あの歴史的事件の本能寺(元本能寺と呼ぶ場合もあり)の所です。

聞くところによると、町家周辺が本能寺の本堂あたりであった説もあるようで、地面を掘れば焼けた瓦でも出るのではないかと想像すると、歴史の重みを感じますね。

この小川通りは、四条から御池通りまで車では通れないため、知られていない通りと思います。

更に、烏丸通りから少し距離があるため、観光客はもとより、人の往来が少ないのです。
静かな通りで良いのですが。。。夢の一つであった、店舗としては適さない場所です。

町家ブームも広がりがあり、近くには話題性のある飲食店も出来ていますので、将来に期待するとして。。。


▼町家の企画

色々と考えて、構想をまとめ始めました。
途中ですが。。。公開します。

◇名称:カスタ君の町家(仮称)

◇目的:?起業家、学生、NPOなどの人脈構築拠点とし、情報発信や入手を行う。
〔社会起業家の育成拠点〕
    ?キャラクタービジネス(B2Cビジネス)の営業拠点とする。
    ??カスタネットのwebサイトの維持、管理業務拠点とする。
◇内容
?-1 異業種交流会、サークル活動などの会議場所として無料開放(予約制)
〔飲食店ではなく、料理などの出前サービス代行。飲酒持込料の徴収〕
-2 町家訪問者の人脈図作成
-3 ?カスタネットのPRコーナー設置
-4 新ビジネスのアイデア出し拠点

?-1 カスタ君関連商品(クッキー、京土産グッツ)のアンテナショップ
-2 カスタ君クッキーの受注、出荷センター。実販売のバックヤード
-3 カスタ君サイトの構築、運用管理
(カスタ君歳時記、ネットショップ)
(NPO、学生インターンシップと連携)
-4 カスタ君商品のアイデア出し拠点

◇スケジュール
特別チームの発足(学生、起業家、建築士など) 9月~
カスタ君サイトの構築 9月末には暫定リリース

次回に続く


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)