(株)カスタネットの植木です。
オフィス家具を販売する会社にとっては“うれしくない会社”を発見しました。
しかし、経営の基礎を教わったと思います。
▼ 新社屋なのに新品のオフィス家具を買わない
ある会社が新社屋を建設中で、オフィス家具の引合いが入りその会社に訪問してきました。
現在、事務所で使用しているオフィス家具は年代物でした。
「まあ~。新社屋はきれいにするので、それまでの我慢をしている」と思っていました。
しかし、担当の方から出た言葉!
『出来る限り現在使用しているものを持っていく。中古のオフィス家具を探しているが、数が不足するものだけ新品を購入する。』
エ! 耳を疑いたくなった言葉でした。
どの会社でも、新社屋に移転する場合には新品のオフィス家具を購入すると言っても過言ではありません。
数年前の東京オフィスバブルでは、オフィス家具が売れて各メーカーは潤いました。
この会社は、何故オフィス家具を買わないのか!
▼ 経営哲学がある
担当の方から出たもう一つの言葉!
『新社屋が出来、オフィス家具まで新調すると社内に目標達成感が生まれる。
新調しないことで、道半ばであることを全社員に意識さすことが出来る』
どの企業でも職場環境の改善=士気の高揚につながると思い、オフィス家具を購入する。
販売する側も営業トークとして良く使う言葉である。
この会社の考えは、逆である。
購入しないことで、士気の高揚が維持できると考えている。
そして、“銭計算”の周知徹底も出来ている会社であると思いました。
一番凄いのは、経営者の方から聞いた言葉ではなく、担当の方なのです!
この会社には、どんな哲学があるのか、早くこの会社の社長とお会いしたいですね。。。
▼ 大切にする心が本来の姿かもしれません。
新社屋に移転と言っても、使用できるオフィス家具をゴミにしている社会の方がおかしいかもしれません。
家庭の家具でも同じかもしれない。
ヨーロッパの家庭では、何代も前の家具を大切に使っているとテレビで見たことがある。
それに比べ日本では。。。。
安いオフィス家具も販売(当社も販売)されているが、どう見ても使い捨て家具の様なものである。
オフィスでも家庭でも家具は、一生物にするべきと思います。
大量生産、大量消費の20世紀は終わっているのですが、日本社会に意識の変化が見られない。
『でも! オフィス家具は当社から買って下さいね!』
矛盾する発言にお許しを。
▼ オフィス家具を購入される場合のアドバイス
出来る限り、シンプルな色や形の物を購入して下さい。
メーカーは、売れないものはすぐに生産中止にします。
追加で購入しようとしても購入できない場合があります。
ある会社では、あるメーカーの“黒色オフィス家具”で揃えたが、すぐに生産中止になり追加発注の場合、特注品扱いで納期がかかったり、安く買えなかったそうです。
▼ オフィス家具メーカーの姿勢に疑問
オフィス家具は一生物と考えると、新商品の開発は殆ど必要ありません。
私が思うのには、毎年年末にカタログが出来あがりますが、そのカタログに新商品を掲載さすために商品開発が行なわれているとしか思えてなりません。
商品開発が間に合わなく、中途半端な状態でカタログ掲載されている場合も少なく、その翌年にはバージョンアップ品が掲載されるのです。
(新商品は、翌年以降に購入される事をお勧めします)
新カタログの発刊は、3年~5年に一度でも購入側に不都合は感じないと思います。
それでは、メーカー側の“隠れ値上げ”ができませんが・・
“隠れ値上げ”それは、意味もなく生産中止をして、代替品が発売されているのです。
生産中止品と代替品の違いは、機能的には問題のないところばかりです。
勿論、価格は変わっています。
また、スチール家具の鉄板の厚みを増やすと、長持ちすると思うのですが・・
(鉄板がぺこぺこなのです!)
まだまだ、オフィス家具では言いたいことがいっぱいあるのですが、メーカーから叱られそうなので今回はここまでにします。
▼ 学校の様なオフィス家具があれば楽しいかも
小学校の机は木製で、彫刻刃などで落書きや、机に穴などをあけたものですネ。
前の人の落書きもあり、机には歴史が残っていました。あんな、机がオフィスにあったら楽しいだろうなあ~。
上司への文句や相合傘の名前などが書かれているはず。
そんな机に向い、考えごとを行うと素晴らしいアイデアが生まれるか、初恋の彼女を思い出して、ボ~としているかもね!
みなさんは、どんな机がほしいですか?
私は、ドラえもんに出てくる机がほしいです。
(ドラえもんと言えば、どんな声に生まれ変わるのでしょうかね)
Written by 植木 力 (株式会社カスタネット 代表取締役)
オフィス家具を販売する会社にとっては“うれしくない会社”を発見しました。
しかし、経営の基礎を教わったと思います。
▼ 新社屋なのに新品のオフィス家具を買わない
ある会社が新社屋を建設中で、オフィス家具の引合いが入りその会社に訪問してきました。
現在、事務所で使用しているオフィス家具は年代物でした。
「まあ~。新社屋はきれいにするので、それまでの我慢をしている」と思っていました。
しかし、担当の方から出た言葉!
『出来る限り現在使用しているものを持っていく。中古のオフィス家具を探しているが、数が不足するものだけ新品を購入する。』
エ! 耳を疑いたくなった言葉でした。
どの会社でも、新社屋に移転する場合には新品のオフィス家具を購入すると言っても過言ではありません。
数年前の東京オフィスバブルでは、オフィス家具が売れて各メーカーは潤いました。
この会社は、何故オフィス家具を買わないのか!
▼ 経営哲学がある
担当の方から出たもう一つの言葉!
『新社屋が出来、オフィス家具まで新調すると社内に目標達成感が生まれる。
新調しないことで、道半ばであることを全社員に意識さすことが出来る』
どの企業でも職場環境の改善=士気の高揚につながると思い、オフィス家具を購入する。
販売する側も営業トークとして良く使う言葉である。
この会社の考えは、逆である。
購入しないことで、士気の高揚が維持できると考えている。
そして、“銭計算”の周知徹底も出来ている会社であると思いました。
一番凄いのは、経営者の方から聞いた言葉ではなく、担当の方なのです!
この会社には、どんな哲学があるのか、早くこの会社の社長とお会いしたいですね。。。
▼ 大切にする心が本来の姿かもしれません。
新社屋に移転と言っても、使用できるオフィス家具をゴミにしている社会の方がおかしいかもしれません。
家庭の家具でも同じかもしれない。
ヨーロッパの家庭では、何代も前の家具を大切に使っているとテレビで見たことがある。
それに比べ日本では。。。。
安いオフィス家具も販売(当社も販売)されているが、どう見ても使い捨て家具の様なものである。
オフィスでも家庭でも家具は、一生物にするべきと思います。
大量生産、大量消費の20世紀は終わっているのですが、日本社会に意識の変化が見られない。
『でも! オフィス家具は当社から買って下さいね!』
矛盾する発言にお許しを。
▼ オフィス家具を購入される場合のアドバイス
出来る限り、シンプルな色や形の物を購入して下さい。
メーカーは、売れないものはすぐに生産中止にします。
追加で購入しようとしても購入できない場合があります。
ある会社では、あるメーカーの“黒色オフィス家具”で揃えたが、すぐに生産中止になり追加発注の場合、特注品扱いで納期がかかったり、安く買えなかったそうです。
▼ オフィス家具メーカーの姿勢に疑問
オフィス家具は一生物と考えると、新商品の開発は殆ど必要ありません。
私が思うのには、毎年年末にカタログが出来あがりますが、そのカタログに新商品を掲載さすために商品開発が行なわれているとしか思えてなりません。
商品開発が間に合わなく、中途半端な状態でカタログ掲載されている場合も少なく、その翌年にはバージョンアップ品が掲載されるのです。
(新商品は、翌年以降に購入される事をお勧めします)
新カタログの発刊は、3年~5年に一度でも購入側に不都合は感じないと思います。
それでは、メーカー側の“隠れ値上げ”ができませんが・・
“隠れ値上げ”それは、意味もなく生産中止をして、代替品が発売されているのです。
生産中止品と代替品の違いは、機能的には問題のないところばかりです。
勿論、価格は変わっています。
また、スチール家具の鉄板の厚みを増やすと、長持ちすると思うのですが・・
(鉄板がぺこぺこなのです!)
まだまだ、オフィス家具では言いたいことがいっぱいあるのですが、メーカーから叱られそうなので今回はここまでにします。
▼ 学校の様なオフィス家具があれば楽しいかも
小学校の机は木製で、彫刻刃などで落書きや、机に穴などをあけたものですネ。
前の人の落書きもあり、机には歴史が残っていました。あんな、机がオフィスにあったら楽しいだろうなあ~。
上司への文句や相合傘の名前などが書かれているはず。
そんな机に向い、考えごとを行うと素晴らしいアイデアが生まれるか、初恋の彼女を思い出して、ボ~としているかもね!
みなさんは、どんな机がほしいですか?
私は、ドラえもんに出てくる机がほしいです。
(ドラえもんと言えば、どんな声に生まれ変わるのでしょうかね)
Written by 植木 力 (株式会社カスタネット 代表取締役)
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