(株)カスタネットの植木です。

私の田舎は、京都府の丹後。
そうです!台風23号で被害が出ている所です。
自然災害を目の当たりにすると、企業経営も色々と考えさせられます。


▼ PRの魔術師が魔術をかけています。

カンボジアの学校に滑り台 下京の会社が寄贈〔10月22日京都新聞朝刊〕

子供服販売のリリーフェイド(京都市下京区)はこのほど、店舗での募金を利用してカンボジア・トレア村のトレア小学校に滑り台を寄贈した。

寄贈した滑り台は高さ約三メートルのコンクリート製。
現地で国際開発救援財団(FIDRhttp://www.fidr.or.jp/ を通じて建設した。
同社は販売商品の端数を顧客に募金してもらう取り組みを三月から実施している。
その募金と収益の一部の計七万円を建設費用に充てた。

トレア小では、京都の文房具販売会社カスタネット(南区)が、ボランティア事業で今月初めに校舎を新築した。
同事業に協力しているリリーフェイドも校舎建設の記念として滑り台を建設した。http://galkids.pos.to/


▼ 二つの故郷が水害

私には、二つの故郷があると思っています。
一つは、生まれてから高校卒業するまで育った、京都府宮津市由良。
台風23号の災害でバスが水につかり乗客、乗務員が助かった、あの由良川の河口です。
(最寄駅は丹後由良)

私の実家周辺は、地層が砂地のために水につかりませんでしたが、風で浜の木が倒れています。
実家も庭の木が倒れて、一つの部屋がつぶれました。
幸いケガもなく、まわりの災害と比べると良かったと思っています。

もう一つの故郷は、高校三年間通った峰山周辺の町(現在は京丹後市)
ここも、風と雨で大きな被害。
友人の家も水につかる大きな被害が出ています。

二つの故郷で、死者まで出る大惨事に胸が痛い。。。。


▼ 蟹を食べに丹後に行って下さい。

もうすぐ、蟹のシーズンに入ります。
敬遠する方も多いと思いますが、丹後経済のために少しでも多くの方に行ってもらいたいです。

ニュースでは、天橋立の松の木が倒れたと報道されていますが、全部倒れたのではありません。
股のぞきなど遠くから見る天橋立の景色は前と同じです。

            是非、丹後に行って下さい!

そして、土産など買物をお願いします。
私は、いつも立ち寄る天橋立の店で、知恵の餅を買ってきました。
嬉しいことにサービスして頂きました。
文殊堂正面の奥から3つ目の店です。


▼ 歌が似合う浜に戻して

実家の前は美しい砂浜で、この季節本来ならこんな歌が似合うのですが。。

         ♪今はもう秋~。誰れもいない海~♪

  その浜を見た瞬間! あ! 砂が見えない!

由良川の上流から流れてきたゴミが、堤防から渚まで一面ゴミでした。
"金目の物"がないかと探しましたが、材木、タイヤ、ペットボトルなど。
大量のゴミ、誰れがどうやって処分するのだろうか?

人的被害のことを考えると、ゴミの話しなので大きな問題ではないのですが。

金目の物を探している自分が恥ずかしいと思う反面、必死に探している自分がいる! 
不思議な気持ちでしたね~。(札束発見できず)


▼ 繰り返す自然災害から身を守る知恵

由良川沿いの、古くからある民家は洪水の被害にあっていないことを知りました。
少しだけ高台で危ないギリギリの所で助かっているのです。
その反面、新しい家などは床上浸水でした。

由良川は、昔は毎年の様に氾濫する川だったそうです。
治水事業の成果なのか、その自然災害は忘れられていました。
昔の人は、何度も繰り返す由良川の氾濫に安全の高さがわかったのでしょう。

そう言えば、カンボジアの高床式の家。
あと10cm程で床上浸水しそうな所でギリギリセーフ。
毎年繰り返される乾季と雨季。
ここでも、安全の高さを知っているのでしょう。

地震は、安全の高さを知るのは難しいですね。

            災害ニッポン、胸が痛い!


▼ 先人の知恵、企業経営にも共通点

創業してもうすぐ4年が経とうとしています。(創業は、2001年2月3日。)
企業経営も自然災害と同じ様に繰り返すものと思えてきました。
新しいビジネスモデルで事業を開始しても、根幹にあるビジネスは、はるか昔と何ら変わっていない
と思います。

水害から身を守ると同様に、企業経営も先人の苦労、アドバイスを謙虚に受け入れる姿勢が必要ではないかと思いますね~。

世の中、新しい言葉などのブーム的要素で創業している企業が少なくありません。
ブーム的企業でないと公的補助金、投資会社、銀行などが動かないからかもしれません。

創業企業、自然災害を忘れた民家と重なり合うのは、私だけでしょうか!
(当社も商売の基本に戻る意識だけは持ち続けたいと思っています)


早いもので11月です。 
12月決算に向けラストスパートです。
新規企業開拓も重要ですが、金額がはるオフィス家具の販売も力を入れています。
是非、企業様のご紹介をお願い致します。info@castanet.co.jp


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)