(株)カスタネットの植木です。

広報部門を持たない中小企業・ベンチャー企業も、新聞などにニュースとして掲載されると、お金の要らない宣伝になるとことはわかっています。
しかし、どうすれば良いのかわからないのですネ!


▼ 技術屋さん社長の弱点

あるメーカーの総務部長から連絡が入り、プレス発表の仕方、原稿の書き方、注意事項など教えてほしい。
そして、社長にプレス発表に挑戦するように話してほしい。
どうも、社長がメディア不信になっている様子。

その理由を総務部長に聞くと、数年前に某新聞社が取材に来て、社長が時間を割いて説明したが、新聞に掲載されなかったとの事。
それ以来、プレス発表の要領を知らないこともあり、その会社からメディアにアプローチすることは無くなった。。。

更に、社長は技術屋さんなので、新製品を開発しても最終技術目標の性能まで達していない製品はニュースにならないと。
技術屋さんだなあ~。

その会社を訪問して開発された製品を見て、私は“ニュース!”と言いました。
技術的なことは分からないですが、素人が見ても“面白い”と思ったからです。
(会社名の公開は、社長の名前につながるのでやめます)


▼詐欺師の授業を開始

社長:新製品なので、その部分(ユニット)を撮影した写真は出せない。
私 :そんなもの必要ありません。中身がなくでも製品の外観があって、その横に女性を立たせて撮影すれば良い。

社長:実際は、発売を開始しているが良いのか。
私 :販売しているものはニュースとは言えない。
   しかし、それはテスト販売ですよね。
   本格販売はこれからなので、新鮮なニュースです。

社長:売価500万円だが何台売れるかわからない。
私 :年間販売したい夢の数字がありますよね。その数字の倍にすれば良い。

詐欺師の話しだけではなく、書き方、発表に良いと思われる日時、注意事項等を伝授しました。
勿論、ニュースになった場合の直接的成果よりも間接的成果のメリットが多いことも説明しました。


▼ 新聞記者さんに根回し

翌日、新聞社などに『特殊技術を持っている〇〇会社が新商品を開発して、来月にプレス発表します。
初めてのプレス発表なので、宜しくお願いします』

こんな根回し、実は私にもメリットがあるのです。
記者さんとのパイプを太くするのは、自分の会社の情報だけを伝えるのではなく、他社の出来事も話す情報源
になることです。


▼ プレス発表の成果

9月7日(火)発表して、翌日の日刊工業新聞と京都新聞に写真付きで掲載されました。

京都新聞の写真は、6.5cmX10cmと大きいものでした。
プレス発表の原稿作成だけで、こんな簡単に、それも大きく掲載されるとは思っていなかったようで喜んで頂きました。
この2紙だけで、数百万の価値はあると思います。

ほんとの成果は、掲載された成果ではなく、この会社がメディア不信から抜け出した事だと思いますね! 
何と、テレビ局への根回しをアドバイスしたところ、社長はじめ社内全体が大賛成だったとのことです。

もう一つの成果は、会社全体の士気が上がったことです。


しまった! 今回もコンサル料をもらい損ねた! 
でも、オフィス用品の注文を頂いているし、無料はこれが最後にします!


▼ PRの魔術師が作ろうとしているニュース

他社のニュース発信のお手伝いばかりで、カスタネットのニュース発信を考えています。
そこで、閃いたニュース! 
日本で初めてのニュース!


      異業種交流会『経営者・力さんの会』を発足します。

呼び方は「ちから・つとむ・りき」がありますが、力の一文字と経営者であることが条件です。

力が集まると、どんな力が生まれる? 
名は体を表しているか?
検証を兼ねて楽しい会にしたいと思っています。


▼ 感謝

この年になって親に感謝しています。
“力”だから、異業種交流会の会名になるのです。
たくさんの名前がある中で限られた名前であることに閃き、感謝です。

こんなつまらない事であっても閃く不思議さ、神様にも感謝しなければ。
(将来、ビッグニュースになる可能性も)


▼ 経営者、力さんをご紹介下さい。

私の他に3名の力さんを見つけました。
しかし、二人はお年で病気がちが理由で断られました。
ネット検索すれば力さんはいますが、これも“ご縁のつながり”と思いますので、口コミで探していこうと思っています。

理想は8人の力さんが集まることですが、スタート時点は4人~5人で良いのですが。。。
プレス発表の原稿も完成していて、名前を入れるだけです。

           『“力さん”大募集中です。』

お知り合いの力さんを紹介して下さい。
宜しくお願い致します。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)