2012年04月

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      小さな企業経営者のメールマガジン 第16号 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年4月24日配信━

◆サラリーマンからの転身、その苦労と事業を成功させるノウハウを配信◆
 
華麗な転身を目指したのですが、創業2年間で六千万円の累損。月末にお金
が無いどん底を経験しましたが、その経験など、私とご縁を頂いた方に「何か
の参考になれば・・」と思い配信しています。
日々、届くメールも多い中、そんな話は必要でない方は、info@castanet.co.jp
まで、件名に「配信不要」とご記入の上メールをお送り下さい。
大きなお世話のときもありますから。。。

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本日のテーマ:自分の得にならないこと


カスタネット、植木です。
ありがとうございます。


前号での差異化戦略、その中のキャラクター戦略について
自社のキャラクターをつかい、自社が販売する商品を4コマまんがで紹介して
いる企業は、皆無ではないかと思います。
サンプルまんがを、一度ご確認下さい。
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.castanet.co.jp/uploads/fckeditor/uid000001_20120424095649b6efe6e1.jpg


企業の営利目的としての4コマまんがではなく、社会に貢献できる、ソーシャル
ビジネスのネタとして活用ができないかと思っているところです。

キャラクターのカスタくんが、知られていない観光資源を紹介することにより、
地域の活性化につなげられないか。
京都には漫画を志す学生が全国から集まっています。
学生たちに漫画でもソーシャルマンガ(新しい言葉)を京都から発信できない
かと思っています。
また一つ、時間をつぶし、お金にならないことを始めようとしている自分がいる
ことに気がついているのですが。。。。


◆自分が得になることしか考えてはいませんか

目先、お金にならないことと知りながら、それを始めようとするときは、自分の
心の中で葛藤がそれなりにあります。
今回のソーシャルマンガもその一つです。


定期購読しているPHP社のBusiness Reviewが届き、その中に鍵山秀三郎氏
のビジネス幸福論について掲載されていました。

『経営に携わるとなれば公の心を持っていなければいけません。
自分の会社だけ売上、利益が伸びて、業績さえ上ればいいという経営者が多い
のです。
サラリーマン経営者になってくると、自分の任期だけよければ良いという考え方
に陥る。後任の人は苦労させられ、同じ愚をくり返していくのです。
自分の任期では実績が悪くなっても、将来のために今こそ投資するべきという
ことならば、自分の評価はさておき、未来のために決断する。。。。

経済学、経営学の教科書では、自分の利益につながることをやるのが大前提。
ただ、そうした考えで世の中がよくなってきたでしようか。。。

戦略や戦術と言う言葉は大事であるが、自分の得になることしか考えていない
ところが間違っている。。。』
(PHP社Business Review五月・六月号から抜粋しました)

ここまで、言い切れるのが凄いと思います。
幼少からの苦労、イエローハット創業後の苦労を乗り越えられたのは“ここ”
にあったのかもしれません。
そして、トイレ掃除を長年続けた結果、トイレの神様がビジネスの支援をして
くれたのかもしれません。


そう言えば、鍵山秀三郎氏とコラボ講演した際に、前座の私は「月末、お金が
ないところまで落ち込みました。。。」と話すと、鍵山秀三郎氏は「月末ではなく、
明日お金がないところまで落ち込みました。。。」と話されて、会場から笑いが
ありました。

直接、いろいろとお聞きすると、明日お金がないことは何度もあったようです。
そんな話しを聞くと、まだまだ大丈夫と妙な安心感が生まれてきますね。

安心感だけでは神様はやってこなく、具体的な行動を見ているのかもしれません。


◆言葉一つで大きく変わります。

前号で、オフィス家具チラシに「安さを売りにしている会社ではありません。
お客様に喜んで・・・」を印刷することを書きましたが、その後、京都の某
大企業で広告宣伝の仕事を長年やられた方とお会いすることになり、その話し
をすると。。。

五秒程度、沈黙でした。

『植木さん、安さの言葉では品がない、価格ではないでしょうか』

安さを売りにしている会社ではありません。
↓ ↓ ↓
価格を売りにしている会社ではありません。

会社はリタイヤされていても、長年の苦労、経験は瞬間的にでるものです。
これからも、キャッチコピーなどで困ったときには相談できる人を見つけまし
た。


●それでは次回もお楽しみに!(次回のメルマガ配信は、5月8日です)

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『事業の神様に好かれる法17カ条』かんぽう 1,500円(税込)
『小さな企業のソーシャルビジネス』文理閣 1,500円(税込)
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      小さな企業経営者のメールマガジン 第15号 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年4月10日配信━

◆サラリーマンからの転身、その苦労と事業を成功させるノウハウを配信◆
 
華麗な転身を目指したのですが、創業2年間で六千万円の累損。月末にお金
が無いどん底を経験しましたが、その経験など、私とご縁を頂いた方に「何か
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大きなお世話のときもありますから。。。

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本日のテーマ:差異化戦略


カスタネット、植木です。
ありがとうございます。


3月末から、メールアドレスの変更連絡が届きました。
チャレンジするために退職された方、定年を迎えられた方、子会社に出向、
その逆の方など、人生にとって分岐点になった3月末ではないでしょうか。

メールアドレスが変わっても、このメルマガを読まれる方は返信にてご連絡
下さい。
お忙しいと思いますので、近況、メルマガの感想などは不要です。
『アドレス変更』とお書き下さい。
【余談ですが、本日届いた某国会議員のメルマガ配信数は2740部ですが、
このメルマガは全国からの配信希望から2862部にもなりました】


◆価格の安さは、差異化戦略になりますか。

差別化戦略と言う人もいれば、差異化戦略とも言う人もいます。
言葉的には、差異化戦略のようであるが、その事は気にせず。。。

創業時、生まれて初めて経験する営業でしたが、安さを売りに、それを前面に
だした営業活動をスタートさせました。
訪問した企業からは『1円でも安い方から買いますよ。。。』と返ってきます。

経営も営業も全くわからない人間にとっては、一番信じてしまう言葉でした。
しかし、それは全く逆の結果だったのです。

1円でも安い方と言った人ほど、当社に注文は無く、それは全てと言っても過言
ではなかったのです。
昔から京都人との会話には、表と裏がある言葉があると言われていますが、これ
も“京都特有”の現象か否かわかりません。
京都での商売の難しさは、こんなことかもしれません。

何度か失敗を繰り返すことにより、1円でも安い方と言う企業には、アプローチ
を控えることにしました。

そして、大胆にも。。。
価格だけで購入したい新規問合せについては、お断りをしました。
カタログの送付依頼があっても送付もやめました。

そして。。。
現在作成している「オフィス家具を宣伝するチラシ」には、
『安さを売りにしている会社ではありません。お客様に喜んでいただける商品を
どこで買っても同じ価格で販売している会社です。』
と掲載する予定です。

当社が販売すれば、必ず仕入が発生します。
その仕入について、色々な業者からアプローチがあります。
それらの業者の営業トークは「安くします」と言ってきますが、私は『安さを
基準ではなく“ご縁”のある所から購入します。。。』

こんな一つの行動、鍵山秀三郎氏(イエローハット創業者)を少しだけ見習い
ました。


◆ キャラクターによる差異化戦略

創業時、当社には土地建物などの資産、勿論現金も全くありませんでした。
当時も現在も、借金という負の財産は膨大にありますが。。。
(誰かこの財産をもらってほしい~)

そこで、考えたのがキャラクターデザインの知的所有権
赤字で困っていたときも、キャラクターをどう動かすかを考え続けていました。

多くの経営者は、ロゴとキャラクターを理解していないと思われます。
ロゴは、看板的な意味もあってそう簡単に変更するものではありませんが、何故
か経営コンサルが入るとCI(コーポレートアイデンティティ)を提案し、ロゴ
を変更してしまうのです。
私は、コンサル屋さんに騙されていると思いますね。又、経営者にぶれない芯
がないことが一番の原因かもしれません。

キャラクターは、ロゴとは全くの逆で、イベント毎、販売しようとする商品など
その場面、場面に合わせたデザインが必要なのです。
たとえ、企業の業績が低迷しても、赤字であっても、キャラクターは動かさない
と死んでしまいます。

多くの企業経営者は、キャラクターは企業経営と別物とおいてしまい、経費削減
が始まると一番に削減されているように思えます。

世間では、100社創業して10年以上存続しているのは、僅か6社(6%)
程度と言われていますが、企業キャラクターの生き残り率は、もっと少ないの
ではないかと思います。


カスタネットのキャラクターは、カスタくん
街の中を走る当社の車には、遠くからでも目立つデザインになっています。

デザインの中には、障がい者スポーツのカスタくん、京都の歳時記、一度も公開
していない百人一首などがあります。

最近では、当社が開発した“京のおともだちクッキー”の台紙に歳時記が印刷
されており、切り取ればカードサイズになって集めることも可能にしました。
昔、日本中で流行した永谷園の東海道五十三次を目指して、
“カスタくんの歳時記 京都五十三撰”としています。

このクッキーが京都の観光雑誌に紹介され、本を片手にクッキーを買いに来る
人も増えはじめました。
そして、カスタくんの歳時記を集める人も。。。 嬉しい現象です。

京都市内の限られたお店だけの販売です。
錦市場内にある「珍味の喜久屋」でも販売していますので、京都土産にお買い求
め下さい。 http://www.kyoto-kikuya.jp/html/company.html?code=kikuya


◆次の展開を少し公開

カスタくんを広告宣伝塔で終わらせるのではなく、新しいことを企画しています。

カスタくんに家族と誕生のストーリーをつくりました。
その家族たちが、当社が扱っている幅広い商品を4コマ漫画で紹介するサイト
です。
PCだけではなく、スマートフォンでも楽しんで頂きたいと思いますね!

日本の企業では初めての挑戦かもしれません。
自社のキャラクターで、販売する商品を、4コマ漫画で商品紹介を行う。

サンプルの漫画、次回にでも公開します。


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『小さな企業のソーシャルビジネス』文理閣 1,500円(税込)
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