2005年01月

(株)カスタネットの植木です。

1月17日(月)京都新聞朝刊に掲載されました。
そのタイトルが『学ぶ喜び カンボジアの子に』でした。

▼ 新聞記事をお読み下さい。

サブタイトル「京の社長が学校建設 中古文具寄贈も」
内戦からの復興を目指すカンボジアの中部、トレア村にこのほど、小学校の新校舎が完成した。
学校を建設したのは、文具、事務機器の通信販売や使用済みプリンターカートリッジの回収事業を手掛けているカスタネット(京都市南区)の植木力社長。
「トレア小学校で学んだ子供たちを、いつか留学生として日本に受け入れたい」と、同社長は夢を語った。
カートリッジ回収事業の中で、中古の鉛筆やノート、ボールペンなども引き取っていた同社。
中古文具の使い道に困っていたが、カンボジアで文具など教育資材が不足していることを知り、二年前に寄贈を始めた。
さらに、財団法人国際開発救援財団(FIDR)と支援の相談をするうち、首都プノンペンの北に隣接するコンポンチュナン州トレア村の小学校の新校舎を建設することになった。
カートリッジ回収事業の収益から、校舎の建設費約三万ドル(三百三十万円)を寄付。
さらに、小学校建設計画を知った日本中の小中学校からも中古文具が集まり、これらも贈った。
トレア村に一つしかないこの小学校には、四百十四人が通学している。
しかし、FIDRによると、カンボジアでは、一家の働き手となって就学を断念することが少なくなく、義務教育の小学校に六年間通い続ける子供は約半数だという。
ボランティアとして日本から竣工式に参加した女性(60)は、子供たちに折り紙を披露。
一枚の色紙が「かぶと」に形を変えると、学校は子供たちの歓声や拍手で包まれた。
ある男児児童は「きれいな校舎でうれしい。
いつか日本に行きたい」とほほ笑み、この「かぶと」をかぶって校庭を駆け回っていた。
これを見た植木社長は、「学校建設だけに終わらせず、交流の中で日本の子供たちにも物の大切さや平和や命の尊さを伝えていきたい」と話していた。
写真は、子供たちに囲まれているところ、新校舎の全景の二枚が掲載されました。

▼ 私にとっては特別な掲載ニュースでした。
新聞の掲載欄は、経済面ではなく“ホーム(くらし)面”に掲載され縦24cmX横16cmのビッグサイズでした。
この記事を読まれた方からの感想は、「いつも大きい」「顔写真が掲載」などを頂いておりますが、私にとっては違うカンボジアニュースでした。
掲載された文面を読んでいくと『何かが違う!』ことに気がつきました。
10月のプレス発表では言っていないカンボジアボランティアの女性は「60歳」そして、「かぶと」の話しは、KBS京都テレビしか知らないはず。
更に、プレスで提供したカンボジアの写真と今回の写真ではアングルが違いました。
   あ!
      この原稿は!
        もしかして!
          あの記者さんの配信ニュースだ!

▼ 竣工式のボランティア募集が大成功になった。
カンボジアまでの交通費など全て負担のボランティアを募り、テレビでの放映などメディア戦略としては、大成功の様に見えていたと思います。
しかし、募集のプレス発表で“失敗”がありました。
テレビ局などのメディアをカンボジアに行って頂くことでした。。。
半ば諦めていたのですが、カンボジアに出発直前にある方からの申し込み!
時事通信社さんの記者さんが、休みをとって、自費で参加したいとの事。。。
『神様がまた、やってきました』
時々、来てくれますね。。。。
あの方(神様)が、配信してくれた原稿と思います。
カンボジアへのボランティア募集が大成功の完結編でした。

▼ 全国の新聞などでニュースになる可能性が
時事通信社は、全国の新聞社にニュースを配信しています。
今後、アチコチで話題沸騰になることを期待しています。
誰もが思いもつかない、カンボジアへボランティア募集。
お金をかけず(想いはかけて)、こんなに宣伝になるとは、ボランティア、カンボジア様様ですね!
今回の京都新聞の紙面を広告で掲載しようとすれば、数百万ですね。

■ 講演予定
一般の方でも申し込みできるものを列記しました。
定員、参加費用などはお問合せ願います。

● テーマ:企業の社会貢献活動 京都編
『私の考えるCSR(企業の社会的責任)中小企業だからできること』
日時:2月5日(土)13:30~16:30
場所:ひと・まち交流館 京都
主催:京都市(京都市市民活動総合センター)
問合先:京都市市民活動総合センター TEL:075-354-8721
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/pubsys/view.rbx?cd=1880
* 申し込み多数のため定員に達している様ですが、会場を広げるなどの対応をされている様です。
(担当の方が驚くほどの申し込み状況です)

●テーマ:『神様からの贈物、ボランティアビジネス』
日時:2月10日(木)18:30~20:30 
場所:大阪市立難波市民学習センター
主催:未来工房(異業種交流会)
問合先:『未来工房』 事務局  代表:松本圭介氏
http://www.amitown.com/mirai/


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

(株)カスタネットの植木です。

年末の大掃除をしていると、大日本スクリーン製造時代の“社内報”が出てきました。
懐かしい写真などを見ていると時間の過ぎ去るのを忘れさせられました。
広報室が作成しており、これから求められる社員像などを意識され、社員に何かを投げ掛けていたと思います。

▼ 時代を先取りした特集1999年11月号の特集を紹介します。

特集:アフターファイブの顔
   自然に、ごく当たり前に『社会貢献』している人たち。

公私とも充実した生活を送りたい-。
そんな考え方で暮らしている人が以前にも増して多くなっているように思えます。
趣味やレジャーを楽しむのも人生のクオリティーを高める手段の一つですが、さまざまな活動を通して社会貢献に一役買っている人たちもいます。
当社にもアフターファイブや休日を利用し、ボランティア活動に勤しんでいる人たちがいます。
とりわけ肩に力を入れている様子はありませんが、自発的な活動は間違いなくその人自身の生活に潤いを与えているようです。
そんな方々にスポットを当てるとともにアンケートによって社員の皆さんの「社会活動への関心度」を調べました。

▼ 4人のケースを紹介

Case1 身障者のスポーツ大会支援
      私の投稿原稿が掲載されています。

Case2 献血二百二十回
      月に一回献血。献血の内容を詳細に書かれています。

Case3 パピーウォーカー(盲導犬の支援)
      盲導犬のリタイヤ犬やパピー犬(赤ちゃん犬)の4頭と暮らしている内容です。

Case4 施設の子どもたちとハイキング
      児童養護施設で暮らす子どもたちと毎月ハイキングしている内容です。

▼ 私の投稿原稿

障害者の方々がひたむきに、心から楽しそうにスポーツしている姿を見ると、「俺って、何をやっているんだろうな」って思いますね。
「ボランティア」って聞くと、何となく大変そうに思われませんか。
でも、実はちっとも大変なことじゃありません。
駅前に放置している自転車を整理するのもボランティアだし、私がお手伝いしている身障者のスポーツ大会でも、その日に必要な弁当の数を数えたり、体育館の椅子を並べるのもボランティア。
要は自分に出来る範囲内で、何らかの形で参加できればいいのではないでしょうか。

私が京都障害者スポーツ振興会に登録したのは五年ほど前のことです。
毎年、年末近くになると次年度の予定表が届き、その中から参加できそうなものを申告します。
私は年に数回、主として卓球バレーの審判・雑用係を買って出ています。
卓球バレーは、身障者のためのシンクロナイズド・スイミングと共に京都が発祥の地となったスポーツ種目で、卓球台、卓球用のボールとラケット代わりの板を使用することを除けばルールはバレーボールと同じ。
スピーディーかつスリリングに試合が進んでいきます。

足の不自由な方、目の不自由な方といろんな障害を持つ人がひたむきに、そして心から楽しそうにスポーツに親しんでいるのです。
そんな姿を見るたびに、逆に私のほうが励まされています。
陸上競技、水泳、バスケットボールと、障害者の方々が楽しんでいるスポーツはたくさんあります。
ある競技には自ら選手として活躍し、別の競技ではボランティアとして参加しているのです。

一度大会をのぞいてみれば、みんなの真剣さ、熱意がひしひしと伝わってくると思います。
ちっとも構える必要なんてありません。
私自身、無理のない形で参加するのがモットーですから、苦労なんてまったくない。
それより、日頃からもっと社会のことを考えて生きる必要があるのではないかという自覚が高まりました。
みなさんも登録だけでもされてはいかがでしょうか。

▼影の広報室員だった。。。かも

三千数百人の社員の中で、社内報に登場した回数は上位だったと思いますし、投稿者を探して、原稿を書いていただく(半ば強引に)影の広報室員だったかもしれません。
元広報室の社員が身近なところにいたり、事業部の広告宣伝に関連する部門と仕事が関連することも多く、広報などに興味があったかもしれません。
その興味から、見たり、聞いたりしたことが、今の“広報戦略”につながっていると言っても過言ではないと思います。
大企業の広報室はカタログ、パンフレット、展示会など中小企業では持てないノウハウがあります。

新聞記者さんに質問されることがあります。
「植木さんは、スクリーンでの仕事は広報?」
あの時の“興味”が今頃になって生きています! 
広報室の方に感謝です。

▼ もう一度アンケート

「社会活動への関心度」について再度アンケートを行なってほしいと思います。
企業の社会的責任(CSR)などが叫ばれている昨今、大手企業の社員意識はどう変化したのか興味があるところです。
更に、当社の活動が社員意識をどこまで変えることが出来たのか知りたいですね~。

風の便りで聞くところによると、経営陣の中から、社会貢献の必要性についての言葉を聞くこともあるそうだ。
その便りでは、『カスタネットの活動が動かしたのでは。。。』との事。
間違った便りであっても、嬉しいことです!

この嬉しさ。。。もしかして。。。
広報室の方が、何かを意識され、社員に何かを投げて、それが成功した時の感激と同じではないのか!?
あらためて、広報室の方に脱帽です。。。。
その後、経費削減などの理由により、社内報はなくなりました。
紙の上で活字になった社内報って素晴らしいですよね。その時々の歴史が残っていました。。。

■ 講演予定
一般の方でも申し込みできるものを列記しました。
定員、参加費用などはお問合せ願います。

● テーマ:企業の社会貢献活動 京都編
私の考えるCSR(企業の社会的責任)中小企業だからできること』
日時:2月5日(土)13:30~16:30
場所:ひと・まち交流館 京都
主催:京都市(京都市市民活動総合センター)
問合先:京都市市民活動総合センター TEL:075-354-8721
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/pubsys/view.rbx?cd=1880

●テーマ:『神様からの贈物、ボランティアビジネス』
日時:2月10日(木)18:30~20:30 
場所:大阪市立難波市民学習センター
主催:未来工房(異業種交流会)
問合先:『未来工房』 事務局  代表:松本圭介氏
http://www.amitown.com/mirai/


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

(株)カスタネットの植木です。
新年にあたり色々と考えることが、考えの整理とアイデアを生み、結果として“競合他社との差別化”につながっていくと思います。

▼ 市場が縮小する
日本経済は、少子化と環境問題(エネルギー・食料問題なども含め)などで、日本が歩んできた、大量生産、大量消費の20世紀型ビジネスモデルは終焉をむかえていると思う。
その結果、市場での“縮小傾向”に拍車がかかり始めたのではないか。

ただ、どの業界も市場の縮小があっても、すぐに無くなるわけではありませんし、縮小したビジネスにも競合他社が必ずあって、市場をわけあっています。
その業界、共倒れではなく「勝ち組」になれば、縮小した経済であっても飯を食っていけると思います。
言いかえれば、明確になるのは「縮小傾向」より「勝ち組負け組」でしょうね企業経営者は、競合他社と差別化が今まで以上に必要になってきたと言っても過言ではないと思います。

▼ 小さな差別化が勝ち組になれる突破口
『差別化=他社にないビジネスモデル保有』と思わている方も少なくないと思いますが、それだけではなく、小さいことの積上げが競合他社との差別化につながり、結果として勝ち組になれるものと思います。

その一、年末にボロボロの社有車を廃車(リサイクル費用発生前に)にして、中古車を購入しました。
廃車した車と同様にドア部分に「ロゴ」と後方に「カスタ君」をカッティングシートで貼りました。
今回は、スペアタイヤのカバーのため、キャラクターのカスタ君が目立っています!
ただ、それだけなのですが。。。。
車を見た小さな子供は、車を指差してカスタ君の絵と同じポーズをしているのです。

その二、当社には社章がなかったので『カスタ君社章』を作りました。
フェルトでの手縫いです。
手や足がブラブラと動くのです。
新年の挨拶先で話しが盛り上がることも多いですよ!
これで、長野県の田中知事と勝負ができるかも。。。
このフェルトで出来たカスタ君、町に当社のサポーターおばちゃん(このメルマガを読まれているので、お嬢様)が作成してくれました。
実は、サポーターは一人でないようなのです。
“京都のおばちゃん”が口コミでサポーターが増えつつあり、当社の営業マンの様に活動してくれています。
今年は、京都のヨン様ではなく、リキ様(力様)に!
 『こんな小さな営利企業にサポーターがいるって嬉しいですよ!』

その三、このメルマガもそうかもしれません。
文房具屋さんの経営者で、こんな文面を配信している人は、そういない。
否、まずいないですよね!
どこで、ギブアップするか分かりませんが、100回に向けて頑張ります。

その四、各方面から講演の要請(打診)が届いていますが、その講演では当社のPRが出来ています。

▼ 企業の社会的責任(CSR)が究極の差別化
企業がこの社会的責任を追及して行くと、市場の縮小傾向に拍車がかかる。
それを知ってか知らずか、大手企業が行なおうとしているCSRは、20世紀型のビジネスモデルは維持したい。
そんな思惑が、見え隠れしていると思えてならない。
今後は、本物CSR、偽物CSR、CSRのランクが差別化につながるのではないかと思います。
こんな事2月5日の講演で話すつもりです。

▼2月5日の講演予定が「市民しんぶん」で紹介
京都市内の全所帯に配布された市民しんぶんで講演予定が掲載されました。
京都市広報課発行 第753号 1月1日号です。
又、企画・運営のきょうとNPOセンターからのチラシが配布されています。
以下、紹介文です。

近年、企業も経済的責任を果たすとともに、社会の一員として責任ある行動をするべきであるという「企業の社会的責任(CSR)」という考え方が注目を集めています。
こうした中で企業の社会貢献活動も、寄付や助成金といった資金提供にとどまらず、イベント実施の際、施設の貸出、企業の所有する商品や物品を提供などの他、専門性をもつNPOとパートナーシップを組んで、社会に役立つ商品やサービスの開発も拡がってきています。
また、従業員の社会参加の機会を増やすために、従業員がボランティアとして活動できるNPOとの協働を積極的に進めるところも増えています。
今回は、京都の企業経営者の考えを講師に迎え、自らの社会貢献活動の具体的な実践例や活動を行なう意図などについて語っていただきます。

講師・パネリスト
畑 正高さん(株式会社 松栄堂代表取締役社長)社業に加え、国内外で香りの文化を広めるための講演活動等に取り組む他、地域活動へも深く関わる
植木 力さん(株式会社カスタネット代表取締役社長)カンボジアに向けて中古文房具を送る活動や、使用済みトナーカートリッジ回収による収益の一部で小学校の建設に取り組む

■ 講演予定
一般の方でも申し込みできるものを列記しました。
定員、参加費用などはお問合せ願います。

●テーマ:エコロジーはエコノミー2004 ごみ減量実践講座 第4回
『グリーンな企業活動の行く道グリーンの先を見つめて』
日時:1月13日(木)13:30~16:00
場所:京都商工会議所
主催:京都市ごみ減量推進会議・京都商工会議所共催
問合先:京都商工会議所 産業振興部 TEL:075-212-6443

●テーマ:『大日本スクリーン製造の社内ベンチャー起業体験談』
日時:1月19日(水)16:00~18:00
場所:大阪市中央区内本町1215 MFCビル
主催:社団法人関西ニュビジネス協議会 社内ベンチャー研究会
問合先:関西ニュビジネス協議会 TEL:06-6947-2851

● テーマ:企業の社会貢献活動 京都編  
『私の考えるCSR(企業の社会的責任)中小企業だからできること』
日時:2月5日(土)13:30~16:30
場所:ひと・まち交流館 京都
主催:京都市(京都市市民活動総合センター)
問合先:京都市市民活動総合センター TEL:075-354-8721
http://shimin.hitomachi-kyoto.jp/pubsys/view.rbxcd=1880

●テーマ:『神様からの贈物、ボランティアビジネス』
日時:2月10日(木)18:30~20:30 
場所:大阪市立難波市民学習センター
主催:未来工房(異業種交流会)
問合先:『未来工房』 事務局  代表:松本圭介氏
http://www.amitown.com/mirai/


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

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