(株)カスタネットの植木です。
日本人って横文字が好きと言うべきなのか、弱いって言うべきなのか。。。
私は、横文字が苦手なので好きになれないのです。
(コヤマンはいいなあ~。アメリカの女性とお話しが出来て。。ウフフ)
▼ CSRバブルは日本社会を悪くする
最近、CSR、SRIの活字を頻繁に見るようになった。
大手企業やコンサル企業、そしてメディアまでが新しい言葉に酔ってしまっているのではないかと思います。
"CSR"とはCorporate Social Responsibility の頭文字をとった表現で、日本語では「企業の社会的責任」と言われていて、一般的な定義は「企業が法律遵守にととまらず、企業が市民、地域、社会に貢献しながら、経済、環境・社会問題においてバランスのとれた活動を行うことにより、事業を成功させる」
まあ~。簡単に言えば、『企業は銭儲けだけではなく、地域や社会に貢献する。
そんな企業でないとこれからは生き残れない』
そして、"SRI"とはSocially Responsible Investment「社会的責任投資」で欧米などでの投資の考え方らしい。経済性、環境適合性、社会適合性の観点から企業評価を行い、銘柄選定する投資行動。
ここまで、読まれた方は。。。。
あの雪印、三菱などの不祥事を防止して社会が良くなるのに、何故悪くなると言えるのか?
疑問を持たれていると思います。
世間の流れと逆のことを言い出すのは、二例目ですね。
(最初は世間が評価しているアスクルのビジネスモデルに疑問を投げかけた。)
▼ ポーズの活動では、社会は良くならない。
超大手企業が社内に設置している"社会貢献室"最近では"CSR室"に名称変更する動きもあるようだが、はたして社会に貢献しているだろうか。
多くの場合、"広報室"的な位置付けであり、実務型ではないのである。
では、社会貢献の定義とは。。。
経営者の中には、「税金を払うことが社会貢献」と思っている経営者が少なくない。
そして、正しいと思われる方も多いと思いますが、私はそうとは思わない。
何故なら、日々の事業活動の中で、税金を払うことを目標にしている企業は存在せず、利益を得るために結果として税金を払っているだけのことです。
脱税はしなくても、節税はどの企業も行っていますよね!
『社会貢献とは、その会社で出来る最大限の範囲内で人・物・金を提供し、その活動を通じ、従業員の意識が変わることが、企業にとっての社会貢献。
重要なのは企業トップが指示だけではなく、率先垂範することと、一過性ではなく継続することが必要なのです』
横文字が好きな経営者、監査法人などのコンサル屋さん達は、CSRに商機を見いだそうとしている。
つまり、社会貢献をブームにして銭儲けに走ろうとしていると言っても過言ではありません。
その姿は、私が考える定義と大きくかけ離れようとしています。
▼ 中小企業は、社会貢献活動を大企業から取り戻せ!
ポーズから入っている大企業は、実績作りと実績探しに躍起となっています。
早く広報的な活字にしたいため、その実績は小さいもので、企業状況に見合った活動内容ではありません。
大企業が状況に見合った活動にするには、大企業がPRしている様な小さな活動を中小企業が行えば、大企業は大きな活動に進むと思うのですが。。
社名は、言えませんが。。。
何十億と利益を出している企業の上層部と話す機会があって、その会社は長年海外の子供支援で毎年百万円寄付している。。。素晴らしい活動と思いましたが、その会社の最大限でしょうかね~。
▼ 北海道旭川市の旭山動物園を参考に
NHKのテレビ番組で、旭山動物園の来園者が増えているシーンでした。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/sc02.html
園長が先頭にたって動物を愛し、それぞれの動物の凄いところを来園者に見せる工夫をしているとのこと。
まず、従来の動物園では考えられない、飼育係の意識改革からはじめたそうだ。
飼育係の創意工夫で、お金をかけずに、魅力ある見せ場をつくっています。
例えば、サル山はらせん状のスロープになっていて窓がついている。
それだけでは、何も工夫がありません。
その窓に蜂蜜を塗りサルが集まるので、サルの習性などが手にとるように見えるそうだ。
世の中、固定概念で物事を考えてはいけない。
柔軟な発想がないと発展はありえない。
世間を騒がしている球界もその代表例と思います。
社会貢献も同じと思います。社会貢献=お金がいる。
意識改革と柔軟な発想さえあれば、金銭的に負担がかからない社会貢献はあるはずである。
例えば、社員の通勤用駐車場、休日は何も使用していない。
地域のためにフリーマーケットの会場として提供してはどうか。
この様な柔軟な発想が出来ないと、球団経営、企業経営は出来ないと思うのは私だけでしょうか。。。
一度、旭山動物園に行ってみたいですね! 行かれた方は、感想などお教え下さい。
▼ トレア小学校建設活動から中小企業経営者の想いを知りました。
取引のある会社の社長から、学校建設資金の一部として金10万円。
このメルマガでトレア小学校の遊具寄付をお願いしましたが、あるベンチャー企業が滑り台(約6万円)を寄付して頂き、別の会社からは、残りの鉄棒とブランコを寄付して頂く予定です。
中小企業経営者には、私の想いが伝わりました。
有難うございました。
▼ 京都ソーシャル・アントレ会の発足
京都には、社会貢献を意識されて事業を行っている中小企業、ベンチャー経営者がたくさんいます。
そこで、京都におけるソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)間のネットワーク構築、その存在と意義の研究及び啓蒙、人材の育成などを目指して会を立ち上げることにしました。
京都文教大学 人間学部 現代社会学科がソーシャル・アントレプレナーに力を入れていることもあり、その教授など5名が発起人となっています。
10月22日(金)は、発足会を予定しています。
興味のある方は、ご連絡下さい。
同じ日に、京都文教大学の教壇に立つ予定です。
次の世代を担う学生に本物の社会起業家(社会企業家)について話しをしたいと思っています。
▼ 残り第四四半期
当社は、12月が決算なので10月からが第四コーナーです。
年初に掲げた目標を達成するために。。。
1. 売上目標 555,555,555円(前期約3.5億円)
→せめて5億円の大台に乗せたいと頑張っています(前期比140%)
『全国対応しています。お知り合いの企業様をご紹介下さい』
2. カンボジアに小学校を建設
→10月4日に現地での竣工式に行きます。目標を達成しました。
3. 社内に社会貢献室を設置
→京都ソーシャル・アントレ会の発足をキッカケに設置を準備しています。
興味のあるインターン生かボランティアを募集するつもりです。
名称も〇〇工房(社会貢献活動室)とし、何かを作り上げたいですね。
Written by 植木 力 (株式会社カスタネット 代表取締役)
日本人って横文字が好きと言うべきなのか、弱いって言うべきなのか。。。
私は、横文字が苦手なので好きになれないのです。
(コヤマンはいいなあ~。アメリカの女性とお話しが出来て。。ウフフ)
▼ CSRバブルは日本社会を悪くする
最近、CSR、SRIの活字を頻繁に見るようになった。
大手企業やコンサル企業、そしてメディアまでが新しい言葉に酔ってしまっているのではないかと思います。
"CSR"とはCorporate Social Responsibility の頭文字をとった表現で、日本語では「企業の社会的責任」と言われていて、一般的な定義は「企業が法律遵守にととまらず、企業が市民、地域、社会に貢献しながら、経済、環境・社会問題においてバランスのとれた活動を行うことにより、事業を成功させる」
まあ~。簡単に言えば、『企業は銭儲けだけではなく、地域や社会に貢献する。
そんな企業でないとこれからは生き残れない』
そして、"SRI"とはSocially Responsible Investment「社会的責任投資」で欧米などでの投資の考え方らしい。経済性、環境適合性、社会適合性の観点から企業評価を行い、銘柄選定する投資行動。
ここまで、読まれた方は。。。。
あの雪印、三菱などの不祥事を防止して社会が良くなるのに、何故悪くなると言えるのか?
疑問を持たれていると思います。
世間の流れと逆のことを言い出すのは、二例目ですね。
(最初は世間が評価しているアスクルのビジネスモデルに疑問を投げかけた。)
▼ ポーズの活動では、社会は良くならない。
超大手企業が社内に設置している"社会貢献室"最近では"CSR室"に名称変更する動きもあるようだが、はたして社会に貢献しているだろうか。
多くの場合、"広報室"的な位置付けであり、実務型ではないのである。
では、社会貢献の定義とは。。。
経営者の中には、「税金を払うことが社会貢献」と思っている経営者が少なくない。
そして、正しいと思われる方も多いと思いますが、私はそうとは思わない。
何故なら、日々の事業活動の中で、税金を払うことを目標にしている企業は存在せず、利益を得るために結果として税金を払っているだけのことです。
脱税はしなくても、節税はどの企業も行っていますよね!
『社会貢献とは、その会社で出来る最大限の範囲内で人・物・金を提供し、その活動を通じ、従業員の意識が変わることが、企業にとっての社会貢献。
重要なのは企業トップが指示だけではなく、率先垂範することと、一過性ではなく継続することが必要なのです』
横文字が好きな経営者、監査法人などのコンサル屋さん達は、CSRに商機を見いだそうとしている。
つまり、社会貢献をブームにして銭儲けに走ろうとしていると言っても過言ではありません。
その姿は、私が考える定義と大きくかけ離れようとしています。
▼ 中小企業は、社会貢献活動を大企業から取り戻せ!
ポーズから入っている大企業は、実績作りと実績探しに躍起となっています。
早く広報的な活字にしたいため、その実績は小さいもので、企業状況に見合った活動内容ではありません。
大企業が状況に見合った活動にするには、大企業がPRしている様な小さな活動を中小企業が行えば、大企業は大きな活動に進むと思うのですが。。
社名は、言えませんが。。。
何十億と利益を出している企業の上層部と話す機会があって、その会社は長年海外の子供支援で毎年百万円寄付している。。。素晴らしい活動と思いましたが、その会社の最大限でしょうかね~。
▼ 北海道旭川市の旭山動物園を参考に
NHKのテレビ番組で、旭山動物園の来園者が増えているシーンでした。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/sc02.html
園長が先頭にたって動物を愛し、それぞれの動物の凄いところを来園者に見せる工夫をしているとのこと。
まず、従来の動物園では考えられない、飼育係の意識改革からはじめたそうだ。
飼育係の創意工夫で、お金をかけずに、魅力ある見せ場をつくっています。
例えば、サル山はらせん状のスロープになっていて窓がついている。
それだけでは、何も工夫がありません。
その窓に蜂蜜を塗りサルが集まるので、サルの習性などが手にとるように見えるそうだ。
世の中、固定概念で物事を考えてはいけない。
柔軟な発想がないと発展はありえない。
世間を騒がしている球界もその代表例と思います。
社会貢献も同じと思います。社会貢献=お金がいる。
意識改革と柔軟な発想さえあれば、金銭的に負担がかからない社会貢献はあるはずである。
例えば、社員の通勤用駐車場、休日は何も使用していない。
地域のためにフリーマーケットの会場として提供してはどうか。
この様な柔軟な発想が出来ないと、球団経営、企業経営は出来ないと思うのは私だけでしょうか。。。
一度、旭山動物園に行ってみたいですね! 行かれた方は、感想などお教え下さい。
▼ トレア小学校建設活動から中小企業経営者の想いを知りました。
取引のある会社の社長から、学校建設資金の一部として金10万円。
このメルマガでトレア小学校の遊具寄付をお願いしましたが、あるベンチャー企業が滑り台(約6万円)を寄付して頂き、別の会社からは、残りの鉄棒とブランコを寄付して頂く予定です。
中小企業経営者には、私の想いが伝わりました。
有難うございました。
▼ 京都ソーシャル・アントレ会の発足
京都には、社会貢献を意識されて事業を行っている中小企業、ベンチャー経営者がたくさんいます。
そこで、京都におけるソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)間のネットワーク構築、その存在と意義の研究及び啓蒙、人材の育成などを目指して会を立ち上げることにしました。
京都文教大学 人間学部 現代社会学科がソーシャル・アントレプレナーに力を入れていることもあり、その教授など5名が発起人となっています。
10月22日(金)は、発足会を予定しています。
興味のある方は、ご連絡下さい。
同じ日に、京都文教大学の教壇に立つ予定です。
次の世代を担う学生に本物の社会起業家(社会企業家)について話しをしたいと思っています。
▼ 残り第四四半期
当社は、12月が決算なので10月からが第四コーナーです。
年初に掲げた目標を達成するために。。。
1. 売上目標 555,555,555円(前期約3.5億円)
→せめて5億円の大台に乗せたいと頑張っています(前期比140%)
『全国対応しています。お知り合いの企業様をご紹介下さい』
2. カンボジアに小学校を建設
→10月4日に現地での竣工式に行きます。目標を達成しました。
3. 社内に社会貢献室を設置
→京都ソーシャル・アントレ会の発足をキッカケに設置を準備しています。
興味のあるインターン生かボランティアを募集するつもりです。
名称も〇〇工房(社会貢献活動室)とし、何かを作り上げたいですね。
Written by 植木 力 (株式会社カスタネット 代表取締役)