2004年09月

(株)カスタネットの植木です。
日本人って横文字が好きと言うべきなのか、弱いって言うべきなのか。。。
私は、横文字が苦手なので好きになれないのです。
(コヤマンはいいなあ~。アメリカの女性とお話しが出来て。。ウフフ)


▼ CSRバブルは日本社会を悪くする

最近、CSR、SRIの活字を頻繁に見るようになった。
大手企業やコンサル企業、そしてメディアまでが新しい言葉に酔ってしまっているのではないかと思います。

"CSR"とはCorporate Social Responsibility の頭文字をとった表現で、日本語では「企業の社会的責任」と言われていて、一般的な定義は「企業が法律遵守にととまらず、企業が市民、地域、社会に貢献しながら、経済、環境・社会問題においてバランスのとれた活動を行うことにより、事業を成功させる」

まあ~。簡単に言えば、『企業は銭儲けだけではなく、地域や社会に貢献する。
そんな企業でないとこれからは生き残れない』

そして、"SRI"とはSocially Responsible Investment「社会的責任投資」で欧米などでの投資の考え方らしい。経済性、環境適合性、社会適合性の観点から企業評価を行い、銘柄選定する投資行動。

ここまで、読まれた方は。。。。

あの雪印、三菱などの不祥事を防止して社会が良くなるのに、何故悪くなると言えるのか? 
疑問を持たれていると思います。
世間の流れと逆のことを言い出すのは、二例目ですね。
(最初は世間が評価しているアスクルのビジネスモデルに疑問を投げかけた。)


▼ ポーズの活動では、社会は良くならない。

超大手企業が社内に設置している"社会貢献室"最近では"CSR室"に名称変更する動きもあるようだが、はたして社会に貢献しているだろうか。
多くの場合、"広報室"的な位置付けであり、実務型ではないのである。

では、社会貢献の定義とは。。。

経営者の中には、「税金を払うことが社会貢献」と思っている経営者が少なくない。
そして、正しいと思われる方も多いと思いますが、私はそうとは思わない。
何故なら、日々の事業活動の中で、税金を払うことを目標にしている企業は存在せず、利益を得るために結果として税金を払っているだけのことです。
脱税はしなくても、節税はどの企業も行っていますよね!

『社会貢献とは、その会社で出来る最大限の範囲内で人・物・金を提供し、その活動を通じ、従業員の意識が変わることが、企業にとっての社会貢献。
重要なのは企業トップが指示だけではなく、率先垂範することと、一過性ではなく継続することが必要なのです』

横文字が好きな経営者、監査法人などのコンサル屋さん達は、CSRに商機を見いだそうとしている。
つまり、社会貢献をブームにして銭儲けに走ろうとしていると言っても過言ではありません。

その姿は、私が考える定義と大きくかけ離れようとしています。


▼ 中小企業は、社会貢献活動を大企業から取り戻せ!

ポーズから入っている大企業は、実績作りと実績探しに躍起となっています。
早く広報的な活字にしたいため、その実績は小さいもので、企業状況に見合った活動内容ではありません。

大企業が状況に見合った活動にするには、大企業がPRしている様な小さな活動を中小企業が行えば、大企業は大きな活動に進むと思うのですが。。

社名は、言えませんが。。。
何十億と利益を出している企業の上層部と話す機会があって、その会社は長年海外の子供支援で毎年百万円寄付している。。。素晴らしい活動と思いましたが、その会社の最大限でしょうかね~。


▼ 北海道旭川市の旭山動物園を参考に

NHKのテレビ番組で、旭山動物園の来園者が増えているシーンでした。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/sc02.html

園長が先頭にたって動物を愛し、それぞれの動物の凄いところを来園者に見せる工夫をしているとのこと。
まず、従来の動物園では考えられない、飼育係の意識改革からはじめたそうだ。
飼育係の創意工夫で、お金をかけずに、魅力ある見せ場をつくっています。
例えば、サル山はらせん状のスロープになっていて窓がついている。
それだけでは、何も工夫がありません。 
その窓に蜂蜜を塗りサルが集まるので、サルの習性などが手にとるように見えるそうだ。

世の中、固定概念で物事を考えてはいけない。
柔軟な発想がないと発展はありえない。
世間を騒がしている球界もその代表例と思います。

社会貢献も同じと思います。社会貢献=お金がいる。
意識改革と柔軟な発想さえあれば、金銭的に負担がかからない社会貢献はあるはずである。
例えば、社員の通勤用駐車場、休日は何も使用していない。
地域のためにフリーマーケットの会場として提供してはどうか。

この様な柔軟な発想が出来ないと、球団経営、企業経営は出来ないと思うのは私だけでしょうか。。。

一度、旭山動物園に行ってみたいですね! 行かれた方は、感想などお教え下さい。


▼ トレア小学校建設活動から中小企業経営者の想いを知りました。

取引のある会社の社長から、学校建設資金の一部として金10万円。
このメルマガでトレア小学校の遊具寄付をお願いしましたが、あるベンチャー企業が滑り台(約6万円)を寄付して頂き、別の会社からは、残りの鉄棒とブランコを寄付して頂く予定です。
中小企業経営者には、私の想いが伝わりました。


          有難うございました。


▼ 京都ソーシャル・アントレ会の発足

京都には、社会貢献を意識されて事業を行っている中小企業、ベンチャー経営者がたくさんいます。
そこで、京都におけるソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)間のネットワーク構築、その存在と意義の研究及び啓蒙、人材の育成などを目指して会を立ち上げることにしました。

京都文教大学 人間学部 現代社会学科がソーシャル・アントレプレナーに力を入れていることもあり、その教授など5名が発起人となっています。

10月22日(金)は、発足会を予定しています。
興味のある方は、ご連絡下さい。

同じ日に、京都文教大学の教壇に立つ予定です。
次の世代を担う学生に本物の社会起業家(社会企業家)について話しをしたいと思っています。


▼ 残り第四四半期

当社は、12月が決算なので10月からが第四コーナーです。
年初に掲げた目標を達成するために。。。

1. 売上目標 555,555,555円(前期約3.5億円)
 →せめて5億円の大台に乗せたいと頑張っています(前期比140%)

  『全国対応しています。お知り合いの企業様をご紹介下さい』

2. カンボジアに小学校を建設
 →10月4日に現地での竣工式に行きます。目標を達成しました。

3. 社内に社会貢献室を設置
 →京都ソーシャル・アントレ会の発足をキッカケに設置を準備しています。
  興味のあるインターン生かボランティアを募集するつもりです。
  名称も〇〇工房(社会貢献活動室)とし、何かを作り上げたいですね。


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

(株)カスタネットの植木です。

広告宣伝費が出せない中小企業、ベンチャー企業にとって、いかに事業や会社をPRするか、PR出来るか。
それは死活問題なのです。お金の要らないネット活用。。。


▼ ネットコンサル屋さんでは限界

自社のホームページが検索されやすい様に、ネットコンサル屋さんがアドバイス(商売)されています。
間違いとは言いませんが、大切なものが不足していると思います。

多くのネットコンサル屋さんが行っている、ホームページの改造だけのアドバイスでは、検索範囲となる対象データは、自社のホームページに限られます。

ネット上に活動の軌跡を残すことが出来れば、対象となるデータ範囲は広がります。
しかし、ネットコンサル屋さんでは難しいですね。
事業分野で言えば、メディアコンサル、商品開発コンサル、経営コンサルに近いからです。


▼ このメルマガから朝日新聞社の全国版に

朝日新聞の姫路支局の記者さんから電話が入りました。
文具業界で伸びているアスクルなどの大手通販、それに対して淘汰された街の文房具屋さんの状況を特集記事にするために取材されているとのこと。

ネット検索をしていると“アスクル”からこのメルマガサイトを見つけ、『事業の神は細部に宿る~アスクルをぶっ壊すと叫ぶベンチャー奮闘記』のタイトルから面白い会社ではないかと思ったそうです。

更に、朝日新聞社内のデータベースにも当社の過去ニュースが残っていたり、他社の新聞にも掲載されていますので、メディア的安心感があった様です。
全国版のニュースなので、話題性のある企業でないと記者さんも記事に出来ません。


▼ 丁寧に対応しました。

電話での取材でしたが、文具業界で何が起こっているか、文房具屋さんの強み弱み、大手通販の強み弱み、そして当社の他社との差別化など詳しく説明させて頂きました。

時間はかかりましたが、知っていることを全て伝える気持ちで対応しました。
記者さんには、喜んで頂いたと思います。


▼ 9月16日(木)朝刊から

紙面のタイトルは、文具業“攻め”で活路

全国で約1万5千もの店がこの20年で消えたと言われる文具業界。
100円ショップや、OA機器関連も扱う通信販売大手が業績を伸ばしたのに伴い、街角の文房具屋さんが淘汰された格好だ。
だが、文具のスーパーとも言える大規模売り場を構え、気を吐く店が出てきた。
カタログ販売であっても御用聞きまでする新規参入者もいる。
攻めの経営のキーワードは「品ぞろえ」「顧客密着」のようだ。

岡山県倉敷に本社をもつクラブン・・以下省略・・石田文具は北海道函館の
・ ・以下省略・・

一方、01年に創業したベンチャー企業のカスタネット(京都市)は、オフィス関連用品配達サービスの大手、アスクル(東京都)との差別化を意識し、「顔の見える通信販売」を目指している。

10人程度の従業員で、オフィス用品や文具を京都、滋賀、大阪などの企業に販売しており、取引先は約3千社。
従業員が顧客を定期的に訪れ、カタログや商品サンプルを渡し、その際に顧客から「こんな商品もあれば」といった要望に応えるように努力する」「文具店が仕入れ先を開拓してこなかったようなパソコン用品、工具、台車、防災用品も扱っています」と、植木力社長。

カスタネットでは従業員がが顧客を訪ねる際、OA機器が普及したために死蔵されている鉛筆、消しゴム、ノートなどを回収する活動にも力を入れた。
こうした中古文具のセットを年1、2回、500~1000人分にしてカンボジアの子供たちに送るといった社会貢献で知名度も上がり、同社のファンが増えつつあるという。


▼ アスクルに感謝

今回、朝日新聞に掲載されたのは、取材時にアスクルとの違いを説明できたからだと思います。

新聞掲載後、カタログの送付依頼が当社に入っています。
更に、全国版に掲載されたことにより、社会的、メディア的に信用を得ることが出来ました。

アスクルに感謝!感謝!です。


▼ 通信社がカンボジアで現地取材

10月4日カンボジアの小学校で校舎完成竣工式のボランティア募集についてプレス発表、
このメルマガ、アチコチにメール発信(大量発信)していました。
すると、時事通信社の記者さんがネット検索で発見されて、現地での取材になりました。

ご存知と思いますが、新聞各社は自社の取材網で取材できないニュースは通信社から配信されたニュースを掲載しています。
海外ニュースは時事通信社のニュースを採用する新聞社が多いようです。

今回、10月3日~7日までカンボジアに行きますが、現地から配信されたニュースが全国の新聞に掲載されるかもしれません。
帰国すると“時の人”になっているかも。。。。

ただ、目標だったテレビ取材(目標NHK)は難しい状況です。


▼ ネット上で花を咲すには。

それは、“咲本さん”に聞いて下さい。ダジャレではなく、咲本コンサルを受けるのも一つの手段と思います。

直接的な仕事に関係ないところにも顔を出したり、社会的活動を行ったり、色々と活動することが、ネット上に活動の軌跡を残すことが出来ると思います。
それは知人である福山哲郎さん(参議議員)の動きと似ていることに気がつきました。
政治家も経営者も共通点が多いですね~。

ネット上で花が咲き始めました。どんな花が咲いているか、私の名前で検索してみて下さい。
 http://www.yahoo.co.jp/ ← 植木力 で。

ただ、ネット上の花はニュースをやり続けないと枯れて無くなってしまいます。


   『野に咲く花のように~♪ ネット上にも咲かせたい~』


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

(株)カスタネットの植木です。

広報部門を持たない中小企業・ベンチャー企業も、新聞などにニュースとして掲載されると、お金の要らない宣伝になるとことはわかっています。
しかし、どうすれば良いのかわからないのですネ!


▼ 技術屋さん社長の弱点

あるメーカーの総務部長から連絡が入り、プレス発表の仕方、原稿の書き方、注意事項など教えてほしい。
そして、社長にプレス発表に挑戦するように話してほしい。
どうも、社長がメディア不信になっている様子。

その理由を総務部長に聞くと、数年前に某新聞社が取材に来て、社長が時間を割いて説明したが、新聞に掲載されなかったとの事。
それ以来、プレス発表の要領を知らないこともあり、その会社からメディアにアプローチすることは無くなった。。。

更に、社長は技術屋さんなので、新製品を開発しても最終技術目標の性能まで達していない製品はニュースにならないと。
技術屋さんだなあ~。

その会社を訪問して開発された製品を見て、私は“ニュース!”と言いました。
技術的なことは分からないですが、素人が見ても“面白い”と思ったからです。
(会社名の公開は、社長の名前につながるのでやめます)


▼詐欺師の授業を開始

社長:新製品なので、その部分(ユニット)を撮影した写真は出せない。
私 :そんなもの必要ありません。中身がなくでも製品の外観があって、その横に女性を立たせて撮影すれば良い。

社長:実際は、発売を開始しているが良いのか。
私 :販売しているものはニュースとは言えない。
   しかし、それはテスト販売ですよね。
   本格販売はこれからなので、新鮮なニュースです。

社長:売価500万円だが何台売れるかわからない。
私 :年間販売したい夢の数字がありますよね。その数字の倍にすれば良い。

詐欺師の話しだけではなく、書き方、発表に良いと思われる日時、注意事項等を伝授しました。
勿論、ニュースになった場合の直接的成果よりも間接的成果のメリットが多いことも説明しました。


▼ 新聞記者さんに根回し

翌日、新聞社などに『特殊技術を持っている〇〇会社が新商品を開発して、来月にプレス発表します。
初めてのプレス発表なので、宜しくお願いします』

こんな根回し、実は私にもメリットがあるのです。
記者さんとのパイプを太くするのは、自分の会社の情報だけを伝えるのではなく、他社の出来事も話す情報源
になることです。


▼ プレス発表の成果

9月7日(火)発表して、翌日の日刊工業新聞と京都新聞に写真付きで掲載されました。

京都新聞の写真は、6.5cmX10cmと大きいものでした。
プレス発表の原稿作成だけで、こんな簡単に、それも大きく掲載されるとは思っていなかったようで喜んで頂きました。
この2紙だけで、数百万の価値はあると思います。

ほんとの成果は、掲載された成果ではなく、この会社がメディア不信から抜け出した事だと思いますね! 
何と、テレビ局への根回しをアドバイスしたところ、社長はじめ社内全体が大賛成だったとのことです。

もう一つの成果は、会社全体の士気が上がったことです。


しまった! 今回もコンサル料をもらい損ねた! 
でも、オフィス用品の注文を頂いているし、無料はこれが最後にします!


▼ PRの魔術師が作ろうとしているニュース

他社のニュース発信のお手伝いばかりで、カスタネットのニュース発信を考えています。
そこで、閃いたニュース! 
日本で初めてのニュース!


      異業種交流会『経営者・力さんの会』を発足します。

呼び方は「ちから・つとむ・りき」がありますが、力の一文字と経営者であることが条件です。

力が集まると、どんな力が生まれる? 
名は体を表しているか?
検証を兼ねて楽しい会にしたいと思っています。


▼ 感謝

この年になって親に感謝しています。
“力”だから、異業種交流会の会名になるのです。
たくさんの名前がある中で限られた名前であることに閃き、感謝です。

こんなつまらない事であっても閃く不思議さ、神様にも感謝しなければ。
(将来、ビッグニュースになる可能性も)


▼ 経営者、力さんをご紹介下さい。

私の他に3名の力さんを見つけました。
しかし、二人はお年で病気がちが理由で断られました。
ネット検索すれば力さんはいますが、これも“ご縁のつながり”と思いますので、口コミで探していこうと思っています。

理想は8人の力さんが集まることですが、スタート時点は4人~5人で良いのですが。。。
プレス発表の原稿も完成していて、名前を入れるだけです。

           『“力さん”大募集中です。』

お知り合いの力さんを紹介して下さい。
宜しくお願い致します。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

(株)カスタネットの植木です。

当社には、文房具屋さんが開店できるほどの中古文房具が全国から届いています。
あ!文房具屋さんでした。。。


▼ 消印を見るとロンドン

先日、差出人不明の郵便が届きました。中身は、中古文房具でした。
毎日の様に全国から届く文房具なので、差出人が不明でも気になりませんでした。
消印を見ると、LONDONと印字されているではありませんか!

ロンドン在住の方が、どうやってこの活動を知ったのでしょうか。
もしかして、世界中に広がりつつあるこのメルマガの愛読者ですかね~。

             『ありがとうございました』


▼ カンボジアに文房具を送りました。

10月4日にカンボジアのトレア村のトレア小学校竣工式に出席するときに配る文房具を船便で送りました。
(財)国際開発救援財団http://www.fidr.or.jp/ に確認したところ、生徒数は約410名。全員に配れる数を送りました。

 ノート480冊・消しゴム1300個・鉛筆2000本・ ミルキーの色ボールペン700本。全て、新品(未使用)の文房具です。

全国から寄せられた善意が、もうすぐトレア小学校に届きます。


▼ 送料がこんなにかかります

カンボジアまで一番安いのは、郵便局の国際小包(船便)です。
ダンボール箱の寸法制限があり、その最大寸法に入った文房具が、ノート190冊・消しゴム200個。
 送料は11,000円でした。今回は、4箱で38,600円の輸送費です。

この輸送費を思うと、お金だけの計算なら現地調達の方が良いかも。。。


▼ カンボジアの文房具店

昨年訪問したときに首都プノンペンの文房具店を見て歩きました。
日本人の感覚で、文房具屋さんと思える店は一軒だけです。(首都にたった一軒ですよ!)

品揃えとしては、充分な文房具がありましたが価格を見ると、日本で買うのと同じでした。
例えば、ボールペンは1ドルもします。

その理由は、カンボジアで製造したものはなく、日本製や中国製でした。
1ドルの文房具、プノンペンで生活している人は買えるかもしれませんが、トレア村などの田舎では、現金収入が少なくまず買えません。

この文房具から、カンボジア国内問題が見ることができます。


▼ カンボジアの平和維持は産業しだい

ポルポト派の大量虐殺、内戦が終わり平和に見える国ですが、このままでは暗い過去に逆戻りする予感がします。
世界的に見ても内戦、戦争は、貧しさが原因で生まれることが殆どです。
今、カンボジアはベビーブームで、どこの村でも子供がいっぱいです。

カンボジアの教育環境支援は、日本をはじめ、世界各国から始まっていますが問題はこれからです。
カンボジアの子供たちは、私達が夢をみたように、きっと夢みて勉強していると思います。

            “大きくなったら何になる~”
           (太田裕美の歌を思いだしますね)

問題なのは、卒業しても仕事がないことです。
多くの開発途上国である様に若者が村から町に出ていくが、仕事がなく。。政府への不満が溜まり。。内戦。。。

隣りの国のタイやベトナムには、世界各国から企業が進出しています。
カンボジアにも、早く企業進出が必要で日本国政府も動くべきと思います。


▼ 地雷の恐怖が残る国

カンボジアには、多くの地雷が埋まっており国の発展を阻害している一つの理由です。
京都には、その地雷問題などに取り組む青年活動家がいます。
HPを見て下さい。テラ・ルネッサンス http://www.terra-r.jp/

以前にその彼から教わったことがあります。
地雷原の定義は、そこに住んでいる住民が、地雷が埋まっていると思えば、それは“地雷原”になる。
過去に、1回の爆発があって住民が不安になれば、その地域全体が地雷原です。

その不安を解消するには、他に埋まっているか分からなくても、その地域の地表を全て掘るしかないのです。

カンボジアから地雷の恐怖がなくなるのは、カンボジア全土の地表を掘り終えた時に真の平和は訪れます。


よし! 社内研修は、カンボジアで一ヶ月間、地雷掘りボランティア。
こんな社内制度、みなさんはどう思いますか?


Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)

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