株式会社カスタネットの植木です。

事業をしていると、偶然が重なることがあって何か見えない力か何かを感じる事がありますね。
皆さんはそんな経験ありますか?


▼宣伝の神様との出会い

 それは、創業して一年がたった昨年の3月のことでした・・・。
大日本スクリーン製造の広報室に行き、創業時に新聞に掲載され、営業活動に役にたったので、再度新聞掲載の可能性について相談していました。
ニュースとはその名の通り、新商品、新サービスなどで新しいものが無いとニュースにならないことを再認識出来ました。

 相談した内容に新しいものはなく「考えて出直します!」と元気に言ったものの肩を落として、その部屋から早く出ようとしていました。
その時に何を思ったのか、急にカンボジア小学校に文房具寄贈することを思い出して、出口に一番近い女性に『そうそう、今度中古文房具を集めてカンボジアの小学校に送ること考えているので協力をお願いしますね』と話した瞬間。
それ!それ!それがニュースだ!と広報室の室長が叫びました。

 私は、今から活動をしようと思っているので、これはニュースにならないと言い返すと・・・。 
だからニュースだ!寄贈するなどの実行後ではニュースにならない。
大日本スクリーンとして10年に一度のビッグニュースだ! 記者発表はいつする? ニュースリリースは誰が作成する? 
後日、記者発表のために初めて行った記者クラブ・・・。
全て夢の中にいる様でしたね。結果は、新聞各紙に掲載されました。

 その数日後、有限会社ブルームの松尾様にお会いすると「やったね!」と言われましたが、私には何のことやら・・・。
「文具をカンボジアのネタは素晴らしい。私もプロモーションの仕事をしているが、過去にない!このネタは長続き出来るニュースだ。小出しに」

 大日本スクリーンの広報室も松尾様も‘プロ’の視点は違いますね。
とにかく、神様の教え通りに実行すると、テレビ、ラジオ、新聞などに取り上げられました。

当社ホームページの新聞掲載欄をご覧下さい。
http://www.castanet.co.jp/


▼当社の社員には、この神様が見えない

 創業時に閃いた同じ感触がやって来て、次から次ぎへとアイデアが生まれ、それを実行出来る人との出会いも多数あり、それは見えない力のお陰だったかもしれません。

 しかし、社内では赤字の会社がボランティア・・。
うちの社長は新聞に掲載された事をあちこちで自慢話しをしている・・厳しい社内の空気でしたね。
それもそのはず、会社の業績も一番苦しい時でしたし、赤字の中小企業がボランティアをすると言う方が、正気の沙汰ではありませんからね。
とにかく、湧き出るアイデアとあの感触を味わいながら、次から次へと実行して行きました。見えない感触(感の世界)の事を伝えるのは難しいです。


▼ボランティアをする方ではなく、受ける立場ではないか

 会社の業績から見ると、ボランティアを受ける立場でないか!と色々な方から心配の電話を頂きました。
「カンボジアに何度も行って、会社は大丈夫か?」『え!私、カンボジアには一度も行っていませんよ~』

 知人達が間違った理由がわかりました。頻繁に新聞の紙面などにカンボジアの写真と私の写真が掲載されるたりすると、何回も行ったものと勘違いしていたのです。メディアの力はすごい!

 以前に小泉総理が言っていました。一度だけのキャッチボールがTVで繰り返し放映されると毎日キャッチボールしていると勘違いされる・・・。
つまり、事業を行う上で、メディア戦略・イメージ戦略は非常に重要である事がわかりました。

 戦略の構築は、お金を出してもプロから指導してもらう方が良いと思いました。
先に紹介しました松尾様もこのメルマガに投稿しておられますので、プロモーションの重要性についての説明はプロの方にお任せします。


▼ボランティア活動をしていると事業の神様がやってきた

 人との出会いからはじめたカンボジアへ中古文房具の寄贈活動、文房具が全国から山の様に送られてきて、あまりの多さに驚き、カンボジアまでの送料確保で悩みました。
すると‘使用済みトナーカートリッジ’買い取って頂く企業の社長と出会い、文房具を送付する財源となったのです。

 つまり、中古文房具と使用済みトナーカートリッジを回収するボランティア活動を行っていました。
そうすると、数ヶ月目あたりからトナーカートリッジの売上が伸びていくではありませんか!
 新しいビジネスモデルを発見! 社会貢献とビジネスを融合し、地球環境にも良く、これこそがこれからのビジネスモデルと思い、京都発『21世紀型ビジネスモデル』と命名しました。


▼社長様の顔を知っています

 ある日の事、営業が新規訪問した企業で「おたくの社長様の顔を知っている」と言われ、内容を聞くと新聞やテレビで何回も見ると覚えたとの事・・・。
さすがに、当社の社員もこれにはビックリ! 
更に、ある会社の女子社員の方で(年齢は怖くて聞いていませんが)私のファンがおられるとの事・・。
世間では、「いい人植木さん」に映っているらしい・・・。
(社員などは、詐欺師の社長と呼びますが・・・)


▼日本人も捨てたものではない

 当社が販売しているオフィス用品は、どこから買っても同じ商品、納期も翌日配達・・・。 
どうせ買うなら‘社会貢献している会社’から購入すると言って頂ける企業様が意外と多いのには驚きました。
更に、知らない方が‘ベンチャー企業がボランティアを行っている’と当社を宣伝して頂いているみたいです。

 顔も名前も知らないカスタネット応援団の方々に御礼申し上げます。
社員もやっと、事業の神様が当社に来てくれた事を理解してくれました。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)


(株)カスタネットの植木です。

今回は、予告とは内容を変えて創業時の苦労話しを少しお伝えします。
(創業された方は同じ経験された方も多いと思いますが)


▼ たった1ヵ月で創業

強引に社内審査は通したもの、創業時に社員の身分はおかしい…
ここが、出向型の社内ベンチャーとは違い、早期に退職しなければならなかったのです。
その3月に大日本スクリーン製造(株)の彦根事業所に新しい工場が出来て、そこに必要なオフィス家具の注文を頂きました。
つまり、2月に創業しないとご祝儀の受注に間に合わない!
結果は、2001年2月3日に創業しましたがそれは審査が合格してから2ヵ月退職してからは1ヵ月後でした。
数千万の売上が創業2ヵ月目に達成できましたが、後でこれが痛手と…


▼ 強みと弱みは紙一重

創業時に日本経済新聞、京都新聞などのメディアに大きく取り上げられ、新規の顧客開拓、特に大日本スクリーン関連は簡単に出来ました。
アポ率100%、取引開始率80%の驚異のスタートでした。
中には、取引を希望されて資料を取りに来られる企業様が数えられないほどありました。
顧客はドンドン増える、新工場の受注物件もある・・
世間から見ると言う事ない状態でしたが、裏を返せば社内は大混乱でした。
見積書発行~発注~納期管理~出荷体制~売上~請求~入金確認などシステムは全くと言っていいほど、出来ていませんでした。
もっと言えば、受注した商品をどこに発注するのかわからないし、仕入れ先との話しも出来ていない状態でした。
今から思えば、あの力仕事を良くやれたものと思いますね。
しかし、苦労せずの受注が続くと、社内での勘違いが発生し始めました。
小さい会社を軽視する発言が出たり、コスト意識がなくなったり、これでは行けないと思いながら、日々増える受注に追われて手が打てませんでした。
更に、事務所が大日本スクリーンの子会社が入っているビルの中にいるため、自分達も身分を保証された社員と勘違いが始まったのです。


▼ 勘違い解消まで長い月日

新規顧客が増え忙しい=儲かっている=安心・・と勘違いが続きました。
一年近くたった12月のボーナスが出せなかったことで、勘違い解消がスタート出来ました。
大日本スクリーンの子会社の様に数ヶ月のボーナスを期待していた人もいました。
その頃から、社員に会社の業績を出来るだけ多く伝える様にしました。
会社の将来を悲観して、去って行く社員もいましたが・・
やっと、商売って甘くない、お客様は神様の言葉がわかり始めたのです。


▼ なぜ利益が出ない

新規顧客が増える、でも利益が出ない。
社内では、日々の業務処理が追いつかないので、人を採用する。
営業では、顧客紹介や引き合いが入って来るので、人を採用する。
採用した人が力を発揮しないので、人を採用する。
人の悪循環から累積赤字が膨らんで行きました。


▼ 人は採用しない

去っていく社員がいても補充採用を辞めました。
正しく言えば、1%でも気になるところがある人は新規採用しない事にしました。
仕事に慣れて来たこともあると思うのですが、少ない人員でも仕事は廻るものです。

そんなことを繰り返しながら、悪戦苦闘をしていると…

ある日、事業の神様がやってきました!
次回は、その神様をご紹介します。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)


2003年6月15日
ファイダーニュースNo.41
カンボジア 文具寄贈活動 ~”引き出しの肥やし”が生き返った~

カンボジア文房具寄贈活動
「引き出しの肥やし"が生き返った」
株式会社カスタネット 代表取締役社長 植木 力
 
 当社が中古文房具の寄贈活動をはじめたきっかけは、二年半前、大阪の異業種交流会で偶然知り合ったアプサラ基金会代表幹事:佐藤敦子氏との出会いでした。その場でカンボジアの状況や子どもたちのことを熱心に話されている姿に感銘を受けました。
 その話の中で現地では文房具が不足していることを知り、オフィス用品販売会社(文房具も販売)である当社は、少しでも協力出来ると思い昨年の3月から取引先などの訪問時に中古文房具を回収する活動に入りました。そして寄せられた文房具をこの2月にカンボジア向けに発送しました。
発送準備にあたり、色々と考えさせられました。
「子どもたちまでちゃんと届くだろうか?」「日本人として、余っている文房具を送付することが正しいのだろうか?」「子どもたちはもらった文房具の違いから喧嘩はしないだろうか?」「現地の文房具屋さんの商売に影響しないだろうか?」
 その様な不安を抱きながら、3月にFIDR現地事務所の小山所長らの案内で小学校を訪問致しました。
実際、現地に足を運ぶことでその不安はなくなりました。
それは、事前に人数を確認し、えんぴつ、消しゴム、ノートの新品セットを用意したからかもしれませんが、それ以上にものが溢れている日本と比べ、カンボジアにはものが少ないという大きな違いを目の当たりにしたからだと思います。
 カラフルで凝ったデザインの文房具を次々と買うことのできる日本の子どもたちとは対照的に、カンボジアでは簡素な文房具しかないということを知りました。また、子どもの中には家庭の事情で学校に行けずに働かなければならない子もいるということも知りました。
 このような子どもたちが、今回贈ったようなまだ十分に使える文房具が日本の家庭でたくさん余っていることを知ったらどう思うだろうか。それを想像すると、私は胸の痛みを感じずにはいられませんでした。
訪問した学校では、子どもたちにたいへん喜んで頂きました。国が違っていても子どもが喜ぶ物、喜ぶ笑顔は皆同じでした。現地を見た今、私は子どもたちのキラキラと輝いている目を曇らさないため同じ地球人として支援活動を続けていこうと思っています。

当社では、レーザープリンターの使用済みトナーカートリッジを回収し、その収益を文房具を送付する送料に充てています。この収益で文房具を送り続けながら更に学校建設にも活動を広げたいと思っております。全国の皆様からのご支援をお願い申し上げます。
 
当社へのお問い合わせは
株式会社カスタネット
TEL 075(681)9100
E-mail info@castanet.co.jp

(株)カスタネットの植木です。

今回は、大日本スクリーン製造(株)の社内審査をクリアする奮闘記をお伝えします。


▼ その閃きは、風呂に入っている時にやってきた。

大日本スクリーン製造(株)での仕事は、営業部門の業務(売掛債権の管理)をしながらプロジェクトリーダーとして全世界の売上予定~入金管理までの販売管理ネットワークシステムを構築する仕事をしていました。

全世界の在庫状況の確認や工場から届く出荷データで自動売上などの省力化を図り、当時の社内では画期的なシステムでした。お金も数億円使わせて頂きましたが…。

約10年のプロジェクトも終了し、開発管理部門に異動していたある日、出入りの文房具屋さんが「新しく在庫センターが出来たがシステム障害で文房具の納期で困っている…」

その時は「遅れた業界だな~今頃在庫センターなんて…。企業と企業がデータ交換して在庫を持たない方向なのに…」と思っていました。

それから半年後のある日の夜。いつもなら、カラスの行水の様に短時間で入る風呂に、その日に限ってゆっくりと入っていました。少し前に出来た、社内ベンチャー制度のことを思っていると…。

『そうだ! 文房具屋さんには、顧客から受注データを受け取り、在庫センターに発注出来るところはないはずだ!』『今までのコンピューターを活用した業務処理ノウハウ。オフィス用品の販売に利用出来る!』

その瞬間、事業の神様が見えた気がしましたね。


▼ ベンチャー制度の審査が通らない

社内ベンチャー制度が出来ても「文房具屋で飯を食う企画」が出るとは誰れも思っていなかった様で、何回審査しても“保留”…。

それもそのはず、装置メーカーの会社ですから何千万、何億との取引が多く、円単位の商品で事業にすると言っても分かるわけはないですね。

更に、プラスの子会社のビズネット(アスクルもプラスの子会社)が大日本スクリーン製造(株)に提案してきたものが、苦労して作成した企画書とほぼ同じ内容。情報が漏れたかと思うほど構成まで同じでした。

しかし、良く考えると「買う立場から物を見て、それをシステム化」すると同じものになる事に気がつきました。どちらにせよ、ベンチャーとしての新規性がなくなり、審査も窮地にたたされました。


▼ 新たな閃きが、特許出願に

もうこれで駄目かと思いましたが、ここで引き下がることは出来ない!
その日から、何かしかの新規性を考え始めました。一日、何をする時も頭の中は新規性の事業を探すことで一杯でした。

寝るのも惜しんで、考えましたね。
すると数週間後…。最初の風呂と同じ様な感触があって…。
そのアイデアを“ビジネスモデルの特許出願”することが出来ました。


▼ 最終審査は根回し

特許も出願した、これで審査が保留になればもう後がない!
今から思えばとんでもない行動に出ました。それは、審査員は役員でしたので、役員室廻りを始めたのです。

『ここまで準備したので審査を通してほしい。会社を辞めて創業してもリスクは全て私にある。』

最終審査では誰からも反対もなく、保留になりそうな質問もなく、社長をはじめ審査員からは温かいお言葉を頂き、合格したのです。
それは最初に提案してから一年後でした。


▼ ほんとに会社を辞めるの?

多くの方々にご心配をかけました。

家庭があって、子供にお金がいる年代、そして家のローンも有るのにそんな冒険をしなくてもと…。

人事制度が変わり管理職(課長)に昇格するには試験制度が生まれ、その試験に合格して課長になっていたから余計心配かけたと思います。
年俸も数百万円増えていましたし…。

家族は、言い出したら聞かないとわかっていたのか、審査に通らないと思っていたのかはわかりませんが、一年間反対はありませんでした。
ただ、最終審査の朝家族に今日審査が通ると辞表を出して来ると言ったところ、

『お父さん、ほんとに会社を辞めるの…』

一年間も家族に心配をかけていたことに気がつきました。

『そのうち、大豪邸に住んでやると思ったのですが…。まだ、ローンが残っている家です…。』


▼ その時のお金は?

ベンチャー制度であっても、通常退職金でした。車のローンを先に相殺され、退職金が振り込まれる日にそのまま資本金に。

残ったお金は、約20万円。
家のローンの残高は2500万円

退職から3ヵ月後、45歳以上希望退職制度。約2年分の割り増し。
当時、42歳。悔しい思いはありませんでした。

退職から1年3ヵ月後、40歳以上希望退職制度。同じく約2年分の割り増し。
少し、悔しかった! 事業も一番苦しい時期でしたし…。

次回は、安く販売出来ているその理由を少しお話しします。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)


初めまして (株)カスタネットの植木です。

2年前に大日本スクリーン製造(株)の社内ベンチャー制度を利用して、オフィス用品の通販会社を立ち上げました。

社内ベンチャーで創業する場合、その会社に関連する事業か経験を生かせるものが通常ですが、私の様に未知の業界に参入したのは非常に珍しいと思います。
その経験談とは行かないまでも数回にわけて投稿致しますので、お楽しみに!

オフィス用品の通販は、アスクルなど大手資本による激戦区なのに大会社(一応上場企業)を辞め、そして「京都からアスクルをつぶす」と大胆な・・。
勉強会などではアスクルを成功事例としての題材も多く、私がアスクルをつぶすと発言するのは日本でたった一人かもしれません。


▼顔が見えない商売には限界がある

アスクルなど通販を利用しているのは、その利便性を優先しているのは言うまでもありません。
しかし、そこには人と人とが接する事はなく無機質な関係で他社のサービスが良ければ翌日から切り替わることもあり得ます。
当社が新規開拓で訪問した際にアスクルの箱が置いてあれば高確率で取引が出来ていますし、逆に文具店が出入りしている企業は苦戦します。
それは、IT技術が進歩すればするほど、人と人が接する仕事がより重要になって来ているからではないでしょうか。
いつの世でも、商売の基本は人ですね~。


▼アスクルは安いのか

たしかに特価品など安いものもありますが、カタログを見ながら電卓をたたいてみて下さい。
ちなみに当社は、文房具なら全品38%off以上です。


▼アスクルは社名で成功したと皆は言うけれど

明日に商品が来るからアスクル。
素晴らしいネーミングと皆が誉めていますが、大きな落とし穴が迫っているのです。それは翌日配達の定着です。
翌日配達が定着すればするほど発注ロットは小さくなっています。更に他社通販も使用する事により、送料負担がないギリギリ金額で発注されるケースが増えています。そうなると儲かるのは通販会社ではなく、宅配会社ですね。


▼商売の基本は代金回収

当たり前の事ですが、取引は売上代金を回収してこそ終わりです。
アスクルは代金回収を販売店に任していますのでリスクはありません。裏を返せば、その分販売店に利益が行くと言うことです。
そして、アスクル本体に不良債権はありませんが、販売店も入れたグループと見た時には膨大な金額になっていると思われます。
潰れる会社の殆どが通販を利用していると言っても過言ではないと思います。
だれでも、会社が傾いた時の代金支払いは通販会社が最後ですよね。


▼創業のキッカケは

大日本スクリーン製造(株)に社内ベンチャー制度が出来、ある日風呂に入っている時にその閃きがやってきました。
アスクルが飛躍する直前でしたが、パソコンも使えない町の文房具屋さんはもう生き残れない、通販では顧客の満足は得られないと思いました。
その中間がある!!

  ・アスクルはPLUSの子会社だから競合のコクヨ商品が扱えない。
  ・大手企業独自の“指定伝票(納品請求書)”に通販では対応出来ない。
  ・文房具屋さんでは顧客からのデータ発注に対応出来ない。
  ・企業内で使用しているオフィス用品は、文房具からOA商品になっている。

など現状の問題点が次ぎから次へと浮かび中間を狙う商売(京都では路地裏商売と言う)を思いついたのです。

まあ~。これが波瀾万丈の始まりでした。

▼アスクル様々です

二年が経ちどうなったかと言いますと…
企業の出入りしている文房具屋さんをアスクルなどの大手通販がどんどん潰して行ってくれています。その大手通販の後を行くと取引して頂く確率は高いのです。
それは、人の紹介を中心に顧客開拓をしているからかもしれませんが義理もない無機質関係の通販より、人とのネットワークが一番だと思います。
「アスクルをつぶす」と大きなことを言っていますが、結果的には「アスクルに助けられています」

社名について説明していませんでした「カスタネット」とはカスタマーとネットワーク(ITだけではなく、人と人とのネットワークも)で打てば響く様にと・・。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)


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