本社に隣接しているカスタくんの町家(おうち)には、色々な人が来られます。
新事業開発室の担当者、社内ベンチャー制度を検討している担当役員、社長から何か事業は無いのかと質問されるサラリーマンの三名が、この数週間の間に来られました。

話しを聞いていると何かが違っている。

私も社内ベンチャー制度で創業した身、サラリーマン生活もそれなりに経験しましたので、三名の方が話される内容も理解できるのです。

しかし、違和感があるのです。

世の中、社内ベンチャー制度で創業しても、多く(殆どと言っても過言ではない)は事業を失敗しています。
又、新事業開発室の部門を設置して事業展開を図ろうとしている企業の多くはパットしていません。

違和感の原因がわかりました。
新事業開発室、社内ベンチャー、社長からの質問の全てが、下からのアイデア、考えを待っているのです。
企業の弱み、強み、新規投資を行う上での余力、つまり、人、もの、金など全てを知っているのは経営者であり、何故か状況を知らない従業員に頼っている。
ここに、間違いがあるのではないかと思います。

逆に言えば、経営者の仕事は何か。
企業の力量を知った経営者が“鼻を利かせ”事業展開を考える、それが仕事ではないか。
事業展開の大筋を考えた後は、部署をつくり、担当に詳細な立案を考えさす。
これこそが、経営者の仕事である。

となると、三名の方が働いている企業の経営者は、経営者として失格かもしれない。

もの凄く、偉そうなことを書いてしまったが、日本の大企業の多くは、その事例と同じような動きになっているように思えてしかたがありません。