5日(火)付けの日経新聞にアスクルの決算発表が掲載されています。

震災の影響で物流拠点が被災したため、特別損失を計上し赤字決算になっています。

それだけが業績低迷の原因だろうか。

アスクルとの規模は違うものの、同じ業界でビジネス展開を行っている立場として、厳しいものを感じます。
売上は上っても大きな利益がでるビジネスモデルではなくなったと思います。

あえて、敗因という言葉を使うと、安さ、速さは差別化にならない
ある程度の事業規模までは、その戦略が通じても、どこかで限界がある。

新聞記事には、客単価の下落、個人向け通販の低迷と書いてあったが、法人限定から個人向け販売も行えば、客単価が下落する。
最初からわかっていたビジネス展開である。
しかも、個人向けは、Amazonなど大手企業との戦いとなります。

そして、世間で知られていないアスクルの代理店の業績低迷
社名は出せない某代理店、この数年間 年商10億円もありながら経常利益は0~200万円
どの代理店も隠れ不良債権=代金の未回収が相当あると聞く。

過去、アスクルのビジネスモデルを絶賛した経済学者たち、どんな論評を言い出すのか注目したい。