27日は、給料日でした。

現物支給として『あいがも米』2kgを社員、パートの全員に渡しました。
(勿論、給料の明細も)

人との出会いから、田舎元気本舗の株主になっています。

もともと、丹後の田舎に育った私は、丹波の田舎暮らしに興味がありました。
5月には、田舎元気本舗の企画として丹波地方の農業の実情などを視察するツアーに参加しました。

初めて見る、あいがも農法。 手のひらに乗る小さな、あいがも君が水田を泳ぎまわり、何かを口に入れています。
何とも言えない、かわいらしさがあるのです。

栽培されている方とも話しができて、その苦労話し。。。
あいがも君を狙う動物を追い払うため水田の周囲には、ネットと電線を張り、空からのカラス対策として糸を張っているのです。

その手間は、たいへんな時間とコストがかかっているとのこと。

ネットは、穴があき、その修繕作業は、漁業状態と聞き驚きました。

あいがも君の活躍により、農薬は使用せず、さらに化学肥料も使用していない。つまり、あいがも君のウンチが肥料になっているのです。

安心、安全で最高の米と思ったのですが、収穫量が、農薬、化学肥料を使用した水田に比べ半分以下と聞き。。。収入を計算しました。。。

小さい頃、親に叱られました。
ご飯は残さず食べなさい! お米は一年では作れない、農家が手間ひまかけてつくっている・・・。そんな事を急に思い出しました。

昔の日本ではどの家庭でもあたり前だった言葉「ご飯は残さず食べなさい」が親から子供に伝わっているのだろうか?

丹波のあいがも水田だけではなく、限界集落予備軍の村にも行き、日本の農政の問題を初めて聞きました。
減反政策の問題、縦割り行政(丹波は、兵庫県と京都府にまたがる)など、何を聞いても驚くことばかり。

過去、補助金だけをばらまいた日本政府の無策が、村の過疎化で一揆に噴出していると言っても過言ではないと思います。
次の国政選挙は、農村地域からオシロゲームが始まると予感しました。

ただ、政府の無策だけを指摘するのではなく、個人、個人の意識を変えることが必要になっていると思います。
米食中心の食生活に戻し、ご飯を大切にする。

大和民族の基本に戻ることが必要なのかもしれない。