(株)カスタネット、植木です。

この原稿書きを長いことお休みしていました。全国から心配のメールが届きました(全国は、少々大げさでした)
勿論、元気そのものです! 
バタバタが先行して、仕事の整理が出来なかったり、閃きの生まれが少ないのはこの原稿を書いていないのが原因ではないかと思いました。
戦略、戦術を考え、仕事の整理を行うのは、まず活字にすることですね。
お休みしている間にも多くの方々が、過去の文面を読んで頂いた様で反響ももの凄いのがありました。

再開にあたり、過去の原稿を読み返すと好き勝手な発言が至るところに発見しました。と言っても。。。何をどうする。。。
そして、再開記念として、講演で一番うけるネタである名刺交換について、連載で書きます。今後の講演ために整理する意味で書きたいと思います。
更に、お休みしていた間の出来事を皆さんにも紹介します。内容は前後するかと思いますが、宜しくお願い致します。


▼ はじめに

この連載は、名刺を使って夢をかなえられるものです。決して名刺のマナーブックのようなものではありません。
この歳になってから初めての営業、大日本スクリーン時代に物を買う立場(購買)としての名刺交換から得たノウハウ集です。
書籍には、新入社員向けのマナーに関するもの、交換した名刺の活用術に関するものはあっても、名刺交換からビジネスへの生かし方の書籍は皆無と言っても過言ではありません。

『えっ。名刺なんて、学生だし関係ない』『無職だし、今は名刺なんて使いません』そういう人こそ、この連載を読んでほしい。
以前、仕事の交流会で知り合った女性で、就職活動をしているが名刺を持っていない人がいました。
紙にピンク色のやさしいイメージで手書名刺を作成し、名前と大きく「無職です。仕事を探しています。」と書いて配るようにとアドバイスしたら、仕事がみつかったようです。

この話しを聞いて、チョット驚いているあなた、名刺は名前と職業だけを伝えるだけと思ていませんか。
もう一歩深く進んで、自分の夢や希望も伝えてみよう。文字だけではなく、紙質や形にもこだわって、名刺に自分の夢をこめてみよう。

ビジネスの基本は、人と人とのつながりです。名刺は、そのつながりをサポートしてくれるものです。
「そういえば、こんな人から名刺をもらったな」名刺のおかげで、顔がつながり、人や仕事を紹介してもらえるかもしれません。
90mmX55mmの小さな紙で、どうやってあなたの夢を実現していくか。この連載ではそれを解説していきます。


▼第1章 名刺交換の目的ってなに?

そもそも、名刺はいつ頃からどの様に変化しているのであろうか。
名刺交換とは何のためにするのでしょうか。
挨拶だから、向こうが出してくるから。。。前項で夢を叶えるためだと書きましたが、ここではもっと初心に戻って考えてみましょう。
それは自分のことを覚えてもらうためです。
自分の名前、所属する会社、肩書き、やっていること。。。自分のPRを相手に覚えてもらうためです。
「あっ、こんな人に名刺をもらったな~」この様な結びつきがビジネスや夢の実現につながっていくのです。

大企業などにありがちな白地に黒文字の普通の名刺は、あまり良い名刺とは言えません。
こんな失敗談があります。
普通の名刺を持っている人(たしか税理士さんでした)と名刺交換をしたことを忘れて、交換しょうとしたら「お会いするのは、三度目ですよ」と言われ、恥ずかしい思いをしたことがあります。

二度も名刺交換しておきながら、なぜ覚えられなかったのか。
男性だったからかもしれない。。。
冗談はさておき、人間の記憶は、名刺の文字ではなく、名刺全体の画像を記憶しているのだと思います。
黒文字の名刺、たしかにコストは安いです。しかし、覚えてもらえない名刺を配るのが良いのが、コストは高いが一度で覚えてもらえる名刺が良いのか、あなたはどっち。
絶対、後者だと思います。名刺を配るにも、その時=人件費などの大きなコストがかかっているのです。
だから、名刺のデザイン・材質などで他の人(他の名刺)と差をつけ一度で自分を覚えてもらえるような工夫が必要となるのです。
その代表例が、顔写真の印刷だと思います。
あとの章でこのような工夫を紹介していきます。

そして、名刺交換する際には、名刺のデザインだけではなく重要なことがあります。
記憶は名刺全体の画像と言いましたが、それにプラスして『あなた』なのです。
つまり、渡す自分の姿かたち、印象も名刺交換とともに相手に渡しているのです。
もちろん、身だしなみ、表情、言葉づかいも気をつけないといけません。

まとめ:名刺交換の目的は自分のことを覚えてもらうことである!



▼ 講演予定
第41期 京都能率学校 主催:京都能率協会・京都商工会議所
「自分から会社を変える」をテーマに
10月28日(金)18:00~19:30
 交流懇談会は、19:30~21:00
『ベンチャーの荒波へ、ゼロからのスタート』と題して講演します。
一般の方は、13,000円(会員、他コース受講の場合は割引あり)
申し込みは、京都能率協会まで 075-212-6446
URL http://www.kyo.or.jp/nouritsu/


カスタ君のブログもお読み下さい。http://castakun.wablog.com/



Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)