(株)カスタネットの植木です。

新しいビジネスを立ち上げます。
ある時の閃き、そして人との出会い、偶然が重なり合って生まれたビジネスです。
皆さんのあしもとにも何かのビジネスがきっとありますよ。


▼ キャスター販売事業を開始

第5回原稿の“工具通販開始の裏話し”の続きになるかもしれませんが、工具卸会社の上層部の方と偶然の出会い。
今から思えば、こんな小さな会社、工具業界の事を全く知らない、昨日までサラリーマンをやっていた経営者の話しを一部上場企業、それも上層部の方に聞いて頂けたと思えば、素晴らしいことですよね。

その会社は、テレビコマーシャル「がんばれ!!日本のモノづくり」で有名なT社です。
社名は出しませんが「虎+スコップ」がヒント!

第五回の原稿からの通り、『間違いなく京都で文房具も工具販売も生き残れるのはカスタネットしかありえません!新しい発想で走っている会社に夢を掛けてみませんか!・・』と。
ものスゴイ発言をしましたが、実はもう一つ話していたのです。

『キャスターに特化した販売事業を立ち上げたい!御社の全国にある在庫と配送センターを利用させてほしい!』

すごい相手に、すごい事を熱弁していたかもしれませんね。
早いもので、もう二年ほど前の話です。事業を開始することができ、やっと皆さんにも公開できます。



▼ キャスター販売が事業になる?

キャスターと聞けばどんな商品を思い出されますか?

TVのニュースキャスターではありません!
車輪、コロと言えば。。。椅子についている。。。あれです。

エ! あんなもので事業? プラスチックで安そうな商品です。
誰が考えても事業性は少ないと思います。
キャスター販売事業を行うと社内発表した時は、重い空気を感じましたね。
それもそのはず、関係者でさえその市場を知らなかったのですから・・・。

産業の柱の一つとして、装置産業があります。
半導体製造装置など装置製造時に、製造現場から出荷トラックに乗せたりする場合など、ほんのわずかだけ、装置を動かすのに活躍するのが、キャスターです。

装置の重さから、耐荷重に合ったキャスターが採用されます。
装置が大型になれば、耐荷重のあるもの=キャスター価格は高くなりますし、1個では使用できません。
最低4個以上必要です。1万円を越すキャスターも珍しくはありません。

更に、キャスター販売に特化した会社が殆どなく、町の工具屋さんが他の商品のついでに販売していると言っても過言ではありません。
工具屋さんは、その地域だけでの営業活動しか行っておらず、他地域とか特定業界へのアプローチなどは殆ど行われていません。

IT化も非常に遅れており、見積書さえも手書が多い業界です。

そして、製造しているメーカーの価格は、全てOPEN価格になっており、販売各社が独自型番と価格を設定し、カタログに掲載して販売しています。


         ものすごく、簡単なことを閃いたのです。

 互換性情報(同一品、同等品)をデータベースにすれば、提案型の営業が!


エ! そんな事をメルマガで公開とご心配される方に・・・。

『あしもとの見えない商品を、見える様にすることにより、競争を生みだし、そこにビジネスのチャンスがある』と考えています。。
アスクルが伸びれば、伸びるほど当社にチャンスがある様に!

産業機器向けのキャスター国内市場は、年間300億円~400億円もあるのです。
プレス発表では、初年度売上高は1億円を見込み、3年後10億円を目指していると大きなアドバルーンを上げましたが、不可能な数字でもないのです。


▼ キャスター販売実績の調査を依頼

T社の上層部の方に調査をお願いしました。

全国の売上データ(1年間)からキャスターの売上実績とキャスター在庫の出庫データを取りだしてほしい・・。
早速、情報システム部門が作業を行ったとの事でした。

数日後、T社内でも驚く数字が出ました。

・商品分類の中で、キャスター分類の売上が一番だった。
 商品毎・仕入メーカー別などは行っても分類別には集計していなかったのです。

・キャスター在庫品の出荷頻度は、ダントツ一番だった。

私は、予想した数字でしたがT社内では何故驚いたのでしょうか?

それは、あしもと商品=見えない商品だったからです。

見えない商品って、わかりますか? 顧客からの注文で納期のトラブルもなく、不良などのクレームもなく、事務処理なども静かに流れているからです。

つまり、忘れていても売上があがる商品なのです。


▼ 新しい手法でプレス発表にチャレンジ

勿論、事業開始にあたりプレス発表を行いましたが、今回は手法を変えてみました。
事前に週刊京都経済新聞の取材を受け、新聞社がどこにニュース性があると思われるのか、どんな表現(タイトルなど)をされるのかを本番のプレス発表に活用する手法にチャレンジしました。

全てをOPENにすると本番が出来なくなるので、言葉には注意が必要でしたが、結果として1月26日に「お次はキャスターネット」でのタイトルで大きく掲載されました。


▼本番のプレス発表内容をお読み下さい。

株式会社カスタネット
産業機器向けキャスター通販事業を開始

オフィス用品販売の株式会社カスタネット(本社:京都市南区/社長:植木力)
は、新規事業として、産業機器メーカー向けに機器を据え付ける際に使用す
るキャスター(ころ)の販売を4月1日から開始致します。
新規事業名は、社名をもじって『キャスターネット』と名付けました。

2002年9月から始めた“工具・工場作業用品の通販”から産業機器に使用さ
れているキャスターの市場性を見つけました。
装置の大型化などにより、耐荷重のある大型キャスターの市場が拡大して
おり、現状でも国内市場は300億円~400億円あると見込んでいます。
キャスターの販売に特化した通販事業は、これまでなかったと思われます。

今回、キャスター専用カタログを作成し、キャスターの互換性情報をデータ
ベース化したことにより、同等品情報の提供が可能になり、小口でも安価
にキャスターを購入したい産業機器メーカーの要望に応えることが出来る
ことになりました。
オフィス用品と同様にデータ管理による在庫ゼロの実現によりコストを抑え
られるため、割安価格で商品を提供できます。
初年度売上高は1億円を見込み、3年後10億円を目指しています。
ドメインも http://www.casternet.jp/ を取得しました。

3月17日、18日にパルスプラザで開かれる「ケータイ国際フォーラム」に
出展し、ブースにてクリンルーム向けキャスターを中心に商品紹介を行いま
す。
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12日(金)に発表を行い、翌日の京都新聞朝刊に掲載されました。

今回、「ケータイ国際フォーラム」に関連させましたので、曜日としては悪いと思われる金曜日にあえて行うことにしました。

このところの、丹波町での鳥インフルエンザ問題で、新聞記者さんが記者クラブにいませんので、何とも言えませんが、次回から金曜日は外します。

プレス発表を何回か経験すると、自分が書くであろう内容と記者さんが書いた新聞記事の違いを比べる『楽しさ』が味わえますね~。


また一歩、プレス発表のコンサル業に近付きました。。。。

Written by 植木 力株式会社カスタネット 代表取締役)